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融合の奏でる 進化 でなく 深化

ハーモニクス…ギターなどの弦楽器の演奏テクニックのひとつ。弦に軽く触れて弾くことで、原音に対して数倍の周波数の音を同時に得る事が出来る。この音を「倍音」と言い、これをハーモニクス奏法と呼ぶ。

 釣り人の ”折れない心”

当初の予定に大幅な遅れを取りながらも、妥協を許さず思考錯誤とフィールドテストの行われるTULALAハーモニクスシリーズ。
従来のモデルとはコンセプト、カテゴリーが異なり、さらにオール” Made in Japan”で仕上げた全く新しいロッドです。
新素材である高弾性カーボンの急成長の中で、これまで時代を逆行するかの如く、軽さよりも丈夫さ。そして感度よりも強さを追求してきたTULALA。
まさに手の延長という言葉がふさわしい最高の曲がりのバランスを追求した、謂わばTULALAのハイエンドモデルと呼べるでしょう。

旧素材の持つ低弾性の粘りやトルクと、新素材の特徴である高い操作性や感度。
その相反する要素を、より高次元で共存合させることを可能にしたのがハーモニクス。
演奏時の原音を旧素材、倍音を新素材となぞらえて与えらえ、新素材を纏った旧素材の融合がハーモニクス製法なのです。
キャスティングやリーリング時といった魚を掛ける前に求められる張りとシャープな硬度。
そしていざ魚が掛かった後に必要になる柔軟な曲がり・粘り。
このふたつの特性を1本の竿の中でスムーズ且つオートマチックに切り替えることが出来ないだろうか。


TULALAに何が出来るのか。


3年に及んだ開発の中で掴んだ「深化」は、まるで軽さを過剰に追求するが故に深く沈んでしまった釣り人の夢を、深い海の底からもう一度手にするための長い旅のようでした。


一度曲がれば絡み付くようにしなやかな曲がるブランクスでありながら、
しっかりとした張りと硬さを持ち合わせ、しかし弾き過ぎずに高い操作感を維持する。
これまでも日本に留まらず、世界で “旅” を続けてきたツララだからこそ発見、
実現することの出来た融合のカタチ=ハーモニクス製法と言えるでしょう。

 CONCEPT

これまで世界を釣り歩き、日本というカテゴリーをある意味度外視してきたTULALAが、日本のフィールドとそのアングラーのために、メイドインジャパンにこだわり作り上げる。
釣りという非日常である旅の一部をより楽しむために、シーバスをはじめ、根魚、やトラウト、そしてブラックバスに至るまで。各分野のエキスパートに開発を託し、新しい製法で生まれたドメスティクスペシャルロッド。
原点をブレることなく見つめ、竿本来の姿を目指した日本のTULALAです。