Staccato170MHSS-HX

孤高のロングロッドスタイル

受注生産モデル。本当に必要としている人の為に贈る、スタッカートシリーズ最長の17ft。

 

ネットショップ限定の受注生産モデル。
エクストリームサブリナ

ロングロッドを使用する理由

何よりの目的は「だれよりも安全かつアグレッシブな釣りを展開するため」。
ラフなコンディション下でもそのリーチを生かすことで一歩引いた立ち位置から、それでいて大胆に攻めることが出来る。
攻めと守りを高いレベルで行うための必須の武器です。

 

 

ロングロッドのメリット

<魚を掛ける前段階>
・軽い振りでもロングキャストが可能
・ルアーのトレースコースの幅が広がる
・足場の高い釣り場、またはシャローランナーのようなルアーでも磯際まできっちりと引ける

<魚を掛けた後>
・ロングロッド特有の曲がりで”溜め”が効く
・魚の誘導幅が広がる
・ロングリーダーの使用が可能でその機能をフルに生かせると、魚を掛ける前後で大きく分けて3つずつある

魚を掛ける前段階としてロングロッド=遠投が効く、はいわずもがな。ロングロッド故に、ルアーのトレースコースを強制的にずらしたい場合、その幅が大きく取れます。
世の主流の11フィートロッドに比べて、左右への振り幅が6フィート分も大きく振れることになります。
スタンダードレングスのロッドとルアーの着水点が同じでも、トレースコースの幅が広がれば軌道修正が効くので、多少のミスキャストがミスキャストでなくなることもあります。また、ヒット率の高い瀬のギリギリまでルアーを運ぶことが出来ます。
ティップポジションが広く高く取れればラインが瀬に触れないので根掛かりのリスク軽減にもなる。ロングロッドはティップと海面の距離が近くなる分、足場の高い磯でもきっちりと最後までルアーを引くことが出来ます。同じ理由でシャローランナータイプやアクションのおとなしいローリングタイプのミノーでもきっちりと引けます。
スレたヒラスズキほど、こうしたルアーに反応するので、使用出来るルアーのバリエーションが増えるのは強い利点です。

 

 

次に魚を掛けた後。
長竿特有の曲がりは、ショートロッドに比べ”溜め”が効きます。例えば、強い引き波と魚の突っ込みが同じタイミングで襲った場合。
ショートロッドはその反発が強く、フックアウトを招きやすくなります。最悪の場合、引き波の強さに負けてライン角度が保てず、ラインブレイクというケースも。
一見細くてパワー不足とも見れるしなやかなロングロッドですが、長さゆえに生み出されるパワーがあります。
足場の低い磯で掛けた場合も、沖から手前まで魚を寄せる際、ライン角度が高く取れるので根ズレしにくくなります。
また、ロングリーダーでもキャストの妨げになりません。リーダーを長く取れるということは、根ズレのリスク軽減はもちろん、リーダーを掴んで取り込む際も水際から距離が取れるので安全性が高まります。

 

 

 

 

ロングロッドのデメリット

17フィートゆえの重さ。慣れないと、振りぬく事すら出来ない重量です。重いロッドを振り続けるのは想像以上に過酷な作業です。
超ロングロッドでは、キャストスペースも広くとる必要があり、自然と使えるエリアも限定されてきます。
更に、ストローセッティング搭載で、ガイドの数は30個。ガイドを通すだけでも一苦労のロッドです。
ストローセッティングにより操作性は向上しているものの、やはりスタンダードレングスの操作性には至りません。
ロングロッドでは、以上のようなデメリットはどうしても免れないのです。
しかし、このロッドを必要としている人が居ます。そんなロングロッド狂の為だけを考え製作されたモデルです。

 

PE専用ストローセッティング コンセプト

staccato x strawsetting

メインコンセプト
PEラインの持つメリットデメリットを把握し、飛距離、負荷分散、感度伝達など、メリットをトータルバランスで引き出すことができるガイドセッティング。

モノフィラメント設計からPE専用設計へ
現代の釣りにおいて、ナイロンやフロロカーボンに代表されるモノフィラメントのラインでは妥協せざるを得なかった点が、PEラインの出現によって劇的な変化を迎えました。しかしながらPEラインがいろんなフィッシングスタイルに多用されるようになっても、釣り竿のガイドセッティングは旧態依然のモノフィラライン仕様のままというのが実情です。従来のセッティングでは、せっかくのPEラインのよさが活かせず、デメリットにすらなる事があります。
PEラインは、張りがなくラインのクセがつかないことが特徴。モノフィラライン各種は進化したとはいえ、PEラインと比較して圧倒的に張りがあり、クセもつきます。そのラインの張りとクセの特性から、リングサイズを大きくし、ガイド数を少なく配置するのが従来方式。あくまでもこれらモノフィララインでの飛距離を優先していたからだと考えられます。
PEラインの場合、ガイド数を増やすことでリングへの摩擦抵抗を軽減するという逆転の発想が必要でした。

PE専用のガイドセッティング開発を通して
これまで私は、いくつかの事業でPE専用設定のガイドのセッティングを担当させていただく機会に恵まれました。その中には有名になった製品、ガイドシステムも存在しています。
張りがなくクセがつかないPEラインは、数多くの小口径リングサイズを並べるセッティングが向いています。理由は、小口径リングだからリング間のラインのバタつきを抑えることができるからです。実際のフィールドで無風な状況はまずあり得ません。ガイド数が少なく大きいリングサイズだと、リング内とガイド間隔でラインが暴れてしまい、逆に抵抗になりライントラブルとなってしまいます。このため以前より小口径リングでガイド数を増やすPEのセッティングを作ってきました。
また小口径を多数セットすることにより、ブランクのパワーをより発揮できます。キャスティング時やフッキング時のブランクのパワーと感度のアップ、リフティングパワーアップ、さらに各ガイドのライン角度がスムーズになるので、リトリーブフィールがスムーズになり、誘いからファイティング時の無駄なポンピングが減り、バラシも軽減します。
こうして従来のセッティングから、従来製品の中にラインナップされた小口径製品を流用する形で、最初のPEセッティングが次々と生まれていきました。

ストローセッティングへの進化
私が提案しているストローセッティングは、PEラインが主流になりガイド素材の軽量化が推し進められた近年、従来の専用設計では妥協せざるを得なかった部分をトータル的に向上させたものです。
これにはガイドを生産するメーカーや世界中のアングラーのアイデアなど、携わった多くの方の努力や知恵が関わっており、当然私一人で成し得たものではありません。特にトップガイド製品の多様化やフランジ形状、トルザイト、SiC-S、アルコナイトといった選択肢の増加が、ニーズや価格帯に合わせたセッティングを可能にしてきました。
キャスティング時などに特にトラブルの多いティップにはガイドの形状とガイドポジションでトラブルレスなセッティングにしています。また、ランディング時もスムーズにラインシステムが入る工夫もできるようになりました。これら技術の向上により、過酷な状況でもストレスなく集中できるはずです。フリーフォール時などは、ラインの無駄なたるみがなくなるので、ラインの抜けもよりスムーズになっていることを実感していただけるはずです。
ガイド数が多く増えても従来の大口径型ガイドシステムと比較してロッドの自重は変わらず、場合によっては軽くなるモデルも多くなってきました。こうしたガイド開発の歴史とともに、キャスティングの飛距離もPE専用で制作してきた従来のセッティングより数%アップしています。敢えてデメリットをあげるなら、ラインを通すのが面倒なくらいです。老眼の方はとくに…。(笑)

【2018新製品】ストローセッティングキャスト動画【TULALA】

ストローのように細く、小さな力でスムーズに通り抜けるように。
ストローセッティングによる新しいPEフィッシングの世界を、ぜひお楽しみいただけたらと思います。

前田製作所 前田純一

※ガイドセッティングは予告なく若干の変更が行われることがございます。ご了承ください。

購入、お問合せはこちら→エクストリームサブリナ

Detail

Staff Comment

ルアーウェイト、ラインシステムは一般的なヒラスズキ狙いに使用されるものをお使いください。

Spec

ModelStaccato170MHSS-HX
Code170MHSS-HX
ActionF
Length (ft)17.0
Folded Length (cm)146 (4ピース)
Rear Grip Length (cm)51(リールシートの中心より)
Rod Wt. (g)405
Mono Line (lb ,MAX)-
PE (# ,MAX)1.2~2
Cast Wt. (g)18~40
Price (¥ ,税別)110000円

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