2022.02.23
カテゴリー: Routes(ルーツ)
こんにちは!前野慎太郎です。
前回の記事ではTULALA新シリーズ【Routes ルーツ】開発経緯について紹介させて頂きましたが、今回からはルーツ各種ラインナップのご紹介&テスト状況について、より詳しく紹介させて頂こうと思います。
(まだ見られてない方は下記リンクから、ぜひ開発経緯もご覧ください↓↓)
「TULALA新シリーズ 【Routes ルーツ 】とは?」
ちなみに ルーツシリーズのロッド表記の特徴ですが、基本的にスピニングモデルは頭に「S」、ベイトモデルは頭に「C」が入り、その次にロッドレングス (68なら6ft8in)、最後にパワー表記 (MHならミディアムヘビー)となっております。
例えば
「Routes S68ML」←スピニング・6.8ft・ミディアムライト。
「Routes C69MH」←ベイト・6.9ft・ミディアムヘビー。
といったように、一目でその竿の情報がわかるような表記にしておりますので覚えていてくださいね♪
さて、それらを踏まえたうえで今回ご紹介させて頂くのは ルーツS56ULでございます!
このロッドは仕舞寸法47㎝の4ピースパックロッド。スピニングのUL(ウルトラライト)モデルです。
昨今のイメージ的に、「あれ?海外釣行にULモデルなんて必要なの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ルーツシリーズは海外専用機というわけではなく遠征(持ち運び)特化。どこにでも持っていけて、いつも通りの釣りをすることができる、ボーダーラインを決めないことがメジャーコンセプトのシリーズです。
ルーツS56ULは国内の渓流釣りから海外の大物釣りの合間の小魚釣りまで、この一本があれば水辺で余すことなく遊べるスペックであり、必要であれば50㎝程度までの魚とも相対できる。そのようなロッドとなっています。
TULALAの既存ロッドでいえば、近しいモデルはグリッサンド56です。ですがグリッサンド56ほどのパリパリ感は出さず、全体的にマイルドに仕上げています。大げさに言うなら感度はグリッサンド56、トルクはルーツS56ULといったところでしょうか。
(サルウィンナイフフィッシュ)
(東南アジアでよく見るコイ科の魚。一貫してカスープと呼ばれている)
(タイヤトラックスパイニーイール)
(アジアンレッドテールキャットフィッシュ)
これらの魚は皆、大物釣りや食事の合間、夜中などに延べ竿で釣った手のひらサイズの魚達。
延べ竿を持って行くのも最高に楽しいですが、ルーツS56ULであればキャスティングで遠くや深場も探れますし、不意のちょいデカ魚が来ても延べ竿より応用が利くのでキャッチできる確率が上がります。このような些細な経験の蓄積も、ルーツS56ULの開発に関係しているのです。
(アマゴ)
(ゴギ)
また、2.5g∼のプラッギングにも対応しており、渓流釣りもしっかり楽しめる仕様となっています。
特に渓谷で山菜を取りつつ竿を出すような方や、かなり険しい渓流に入る方には小さく折りたためて両手が空くぶん安全性も高まるのでオススメです。
ただし、あまり小さな渓流だとレングスが長すぎるとは思います。上記で説明した通り、様々な釣りをいつも通り楽しむロッドではありますが、専用機ではありませんのでご理解くださいね!
(最上流域など規模の小さい渓流での専用機はTULALA TRUTEシリーズ TULALA代表 小川健太郎さんプロデュースの「ソルシエ52UL 」もしくは北海道スタッフ小川貴恵さんプロデュースの「クレールス411UL 」をオススメします!)
(TULALA TRUTEの詳細はコチラをご覧ください!)
最後に、私がルーツS56ULをテストする中で一番釣りたい魚は何といってもソガリです!!
(高麗ケツギョとも)
ソガリは韓国に生息する淡水魚なのですが、このヒョウ柄模様に根魚のルックスは最高にカッコいいですよね!
この時のロッドは旧グルービー70sでしたが、その後もソガリを釣りに何度か韓国を訪れて、グリッサンド56やポルタメント170、スタッカート70でソガリをキャッチしてきました。その時の経験も、もちろんルーツS56ULに注ぎ込んでいます!
グリッサンド56でヒョウ柄の魚を釣りに行ったお話
未だ大変な世の中ですが、だからこそスタートできて、しっかり時間をかけて開発できているルーツシリーズ。
皆様に喜んでもらえるよう、この期間も無駄ではなかったと思えるよう、全力で完成に向けて邁進していきますのでよろしくお願い致します!!
ルーツの他ラインナップも、こちらのブログや私のSNSを中心にアップしていきますので是非ご覧くださいね!