2021.10.06
カテゴリー: TULALA TRUITE(ツララトリュテ)
こんにちは。北海道の小川貴恵です。
一雨毎に寒さを増して朝の気温が10℃を切る事も珍しくない季節になってきました。
北海道は命を繋げる為に川に鮭が遡上し始めていたり(川の鮭は禁漁です)役目を終えた鮭の亡骸が川にあったり、ヒグマの形跡を多く見たり、この光景を見ると「秋が訪れたなぁ」としみじみと思います。
そしてヤマメイワナにはサビが見られたり、秋は紅葉が始まりつつある渓相にも魚にも感じる事ができます。
禁漁期間がない北海道はこれから秋のシーズンを迎え、私は冬にかけてイワナヤマメからターゲットを変えて大型トラウトを狙ったり違う釣りを楽しむようにしています。
今年はこれからの季節は主人のプロデュースしたClerus60MLを借りて、一日中歩き回って1匹も釣れないという事もザラで、釣れるか、釣れないかの賭けになるストイックな釣りを楽しんでいこうかなと思っています。
本州では9月いっぱいで禁漁を迎える地域も多いかと思います。これで納竿!という投稿もよく見かけます。私はClerus411を使った釣りは10月下旬までちょっとお休みします。
今年の釣りは皆さんどうでしたか?
私はこのClerus411のテストをしながら楽しめたと思う反面、新型コロナウイルスの影響で遠征を自粛していたりもしたので、ちょっと物足りないかなぁ…なんて考えたりもしました。
ただ、出来るだけフィールドに立ち、色々なルアーを使って楽しんだと思います。
ちなみによくグリップの長さが長いというようなご質問やご指摘をいただくのですが、私にはこの長さは必要な長さで、長過ぎるとは感じたことはございません。
皆様それぞれの好みがお有りかと思いますが、釣行時にノットを組んだり、ルアー交換したりするのも全てが私の中での「釣り」でございます。
グリップが短いと安定した場所がないフィールドで作業をするとロッドを落としてしまったりする事があり、それも考慮しております。
「大物を狙う為にグリップが長いのでは?」と思われがちですがそうではありません。
あくまでターゲットは尺サイズまでです。
小型の渓魚を楽しむロッドでございます。
以上を含め私自身が快適な釣りを目指し、ビルダーの考えや思い、その全てが私の理想の形になったのがClerus411でございます。
見ただけではわかりづらいこともあると思いますが手に取っていただければ全体の安定しているバランスをご理解いただけると思います。
来期はClerus411を購入された皆様の手元でこの翡翠色のロッドが各地の色んな景色を見るのかなと思うと嬉しい限りです。
発売まで今しばらくお待ちいただきたいと思います。