2026.07.31
カテゴリー: El horizonte(エルホリゾンテ)

TULALA社員兼フィールドスタッフの岡林弘樹です。
メーカー在庫欠品となっていた「エルホリゾンテ70」が、この度久々の再生産。
2026年7月末に出荷が開始され、全国へ旅立っていきました。おめでたい!
いよいよロングセラーとなったこのロッド、未だに多くの方が愛用していただけていることはとても嬉しいですね。
今回の出荷分は、全国の釣具店、またはTULALAカスタムショップにて予約可能ですので、この機会に是非お求めください。
そんな感じで、前回に引き続き今回もまたエルホリゾンテ70に関するブログです。
何度もしつこい!とは思いますが、暇なときにでも見てもらえると嬉しいです。
知っている方も多いとは思いますが、エルホリゾンテ70というロッドについて少しお話をさせて頂きます。
パワーロッドが揃うエルホリゾンテシリーズにおいて、エルホリゾンテ70は末っ子となる位置付けです。
取り回しの良い7フィートレングスと、使いどころの多いMHパワー帯が特徴のロッドであり、まさにスーパーバーサタイルロッド。
一年を通して出番が多いロッドでもあります。

キャスト可能なルアーウェイトですが、下限は10g程度のミノー、上限は56gを超えるものまでキャスト出来ます。
PEラインを主に使用し、ジョイクロ178までのウェイトをしっかり投げたい、となれば迷わずこのロッドです。
10g以下は推奨ではありませんが、うまく投げれば全然使えます。
活躍の場が多いこの汎用性に魅了され、TULALAの中では個人的に長く使い込んだ一本となりました。
2018年、インドネシア カリマンタン島にて。
ブラックウォーターに棲む蒼色フラワートーマンを探し求めた旅。その旅のお供にエルホリゾンテ70を選びました。

カリマンタンの奥地では小型のトーマンが多く、本命の蒼色個体でも大きくはありません。
なので小型のターゲットに合わせ、10g以下のスピナーをエルホリゾンテ70でキャストする日々でした。
推奨できるような使用感ではないけど、手持ちでなんとかしないといけない時に、なんとかしてくれる汎用性がこのロッドの持ち味。
軽量ルアーを扱えるショートロッドも持ち合わせていたものの、この時はどうしても太糸で遠くに飛ばしたい状況であったため、エルホリゾンテ70を無理やり使用していました。

それが功を奏したのか、最終日に蒼発色のフラワートーマンをキャッチ。ブラックウォーターで生まれるこの発色、写真では表現しきれない美しさ。
この一匹にすべてが報われたような気分でした。

二週間ほど滞在したカリマンタン島。その集大成となるこの一匹をエルホリゾンテ70でキャッチ。その経験は何にも代え難く、出会った魚たちのことを僕は一生忘れることが出来ないと思う。
このように、道具を多く持ち込めない旅の釣りでこそ、このロッドの真価が発揮されます。
またも2018年、タイランド奥地、某ダムでのプラーシャドー(トーマン)&スポッテッドナイフフィッシング

シャドー、ならびにチャドーはタイの呼び名です。トーマンという呼び名が一般的で、最近では少し懐かしく感じます。
昔から幾度となく足を運んだタイ奥地は、スネークヘッドの釣りを一番最初にしたエリアでもあります。タイのシャドー釣りに関して、思い入れのある人もきっと多いはず。
タイランドは治安やインフラ的にも海外釣行として登竜門的と言われます。ネイティブから釣り堀までフィッシングカルチャーが根付いており、アジアの中ではハイレベルな釣りの分化を持つ国でもあります。僕自身、仕事とプライベートを合わせ渡航回数がとても多く、第二の故郷的な想いがある国です。

そんなタイのリザーバーにて、昼はシャドー釣り、たまにナイフ釣り、夜はブッコミ釣りと大忙しの日々を過ごしました。
滞在した「水に浮かぶ家」には、風呂や冷房やテレビは無い。けど、不自由な部分も何一つ無い。夕暮れを移す湖を眺めながら、淡々と流れる情景に心を打たれる日々。同じ時間は二度と流れないからと、瞬間瞬間を大事に出来た旅だったように思います。

その生活の中心にあったのはエルホリゾンテ70。毎日繰り出す水辺の相棒として頑張ってくれました。またいつか、この竿を持って再訪したいと思います。
正直な話、感度が高いわけでもなく、ロッドが軽いわけでもない。
汎用的で、ただ強くタフでいてくれる、そんなキャラクターです。
いつかボロボロになって使えなくなる日が来たら、家のどこかに飾っておこうと思っています。
何十年後かに、TULALAロッド片手に振り返りたいと思える出来事が、皆様にもたくさん訪れますように。
ではまた!
タグ: ElHorizonte70 / エルホリゾンテ70 / 岡林弘樹