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2026.04.06

【STAFF】オーストラリアで1m越えのマゴチを狙う by釜石佑哉

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G‘Day!!「トラベルナースKAMA」ことツララフィールドスタッフの釜石佑哉です!

今回は、オーストラリアで1Mを超えるマゴチを釣りに行ってきました!
1Mを越えるマゴチ……想像できますか?

オーストラリアでは80cm以上のマゴチをクロコダイルのような見た目から「croc」と呼び親しまれています。

そんな魚を  M.M.A united83M 使って釣ってきました!

まずは釣ってみよう!!とういうことで場所はシドニーより北400Kmに位置するポートマッコリーという街が舞台。

時期はようやく春を終えて暑くなってきた11月。南半球に位置するため日本と季節が逆になります。

オーストラリアでもマゴチ釣りは盛んで、釣具屋にいくと多くのマゴチ用のルアーが揃っています。BCF(Boating Camping Fishing の略)という釣具屋とアウトドアショップを合体させた店が至る所にありますよ。

初日はショアからのチャレンジ!釣り方は日本のマゴチと一緒で底を這うようにルアーを通します。

さっそく釣れたのはオオニベ!オーストラリアでは「marrowy(マロウェイ)」又は「jaw fish(ジョーフィッシュ)」と呼ばれており、この魚も人気のターゲットです!


今回は60cmでしたが、日本と同様に1Mを越える個体も存在します。銀鱗がとても美しいですね。


その後は続かず、翌日に備えることにしました。

マゴチ釣行から少し離れますが、オーストラリアには必ずと言っていいほど、船着場や桟橋などの釣りポイントには「Fish cleaning  station(フィッシュ・クリーニング・ステーション)」と言われる魚処理場が用意されています。ステンレスの台やまな板があり、水道やゴミ箱まで完備されています。

日本では魚を持ち帰って捌くことが多いですがオーストラリアでは現地で捌くのが前提です。

ちなみに日本では処理場には猫がいることが多いですが、オーストラリアの場合はペリカンなんです!処理場で彼らが大きな口で分け前を求めてきます!

翼を広げると2Mを越えるため迫力がありますね(笑)

また、話が逸れますが猫はオーストラリアでは侵略的外来種として扱われており、オーストラリア固有種に大きな悪影響を与えています。なので政府が駆除・管理をしており、自分もシドニーに住んでいましたが猫は1度しか見たことがないほど少ないです。国によって生き物の処遇が違うんですね。

2、3日目は本命のボートからの釣りに挑戦!日本の釣り友達とも合流し出船です!

朝一番のポイントは、ボートでしか行けない河口周りの砂浜に降り立ちました。

船長からは渡されたのはまさかのトップルアー!
今までマゴチ釣りでトップルアーを使用したことなど1度もありません。
そもそもマゴチ釣りにおいてルアーボックスにトップルアーを入れることすらしませんでした。

この記事を呼んでいる読者の皆さん、トップルアーでマゴチを釣るなんて想像できますか?

船長曰く、朝一のタイミングではマゴチは海岸近くのブレイクに身を隠していることが多いようで、疑心暗技のままルアーをキャストしていると船長から「Hey!! Look at this!!(これを見ろ)」と指さされたのは潮が引いた砂にマゴチが待ち構えていたと思われる1mほどの跡でした。

満潮時で水深1mほどのところで待ち構えていたのです。彼らは効率よく捕食するため浅瀬で待ち構えることがあり、ドローンなどで上空から撮影するとその姿を捉えることができます。人間からは砂とマゴチの模様の違いを見分けることができますが、水中で生活する魚には光の反射などからマゴチの模様がカモフラージュされているのかもしれませんね。

釣りを再開し、ランガンしながら海側の河口へ移動していると、私たちの後ろからついてきていた船長から「Come on Guys!!」と呼ばれてみると船長の足元には85cmほどの今まで釣ってきたマゴチよりも二回りほど大きなマゴチが。「Too huge!!」思わず叫んでしまうほど日本のマゴチとは大きさが違いました。船長が使っていたルアーは7インチのワーム!それをキャストして表層を漂わせているとヒットしたようです。やはり水深は1Mほどの場所で。

船長は写真を撮ったのち魚をリリース。

私たちも今回のターゲットが確実にいることを知ることができたのでキャストを続けましたが、朝まずめは終了し潮も変わったため移動。

釣行時期は春の終わり頃ですがオーストラリアの日差しは沖縄並みに強い。なので海外で痛い目に遭いたくなければロングシャツに日焼け止めは必須です!ですが朝方は冷えるため、船長がコーヒーを淹れてくれました。船上で飲むコーヒーは格別ですね。

次はボートでポイントをランガンしていくことに。自分も7インチのワームをノーシンカーでキャストし表層を漂わせるようにします。これはGarfish(ガーフィッシュ)と呼ばれるダツに似た魚が表層を弱々しく泳いでいるのを演出するためです。そのため船長曰く、ビックベイトルアーよりも細長いワームの方が反応が◎らしい。

↑水質はクリアウォーター

今回のタックル紹介ですが、もちろんTULALAのロッドを使用してます!
タックルセッティング

【TACKLE 】
・ROD TULALA M.M.A united83M
・REEL SHIMANO 23STRADIC C5000XG
・LINE VARIVAS AVANI10×10 MAX POWER PE X8 2号
・LEADER VARIVAS VEPショックリーダー40lb

PE2号は日本のマゴチの場合オーバースペックですがオーストラリアで80cmを越えるマゴチを狙う際は必要です。サイズがデカくなったことにより引きが強いのはもちろん、彼らは日中、牡蠣瀬や障害物の近くに待ち構えていることが多いためヒット後のファーストランで切られることもあります。
そこでPE2号、SW5000番のセッティングできるパックロッドのM.M.A.united 83Mを選びました。


M.M.A. シリーズにはTULALAのフラグシップモデルのストローガイドセッティングを搭載しており、このシリーズ特有の厚巻きブランクを最大限発揮できるガイドシステムにより不意の大物にも耐え得るパックロッドとなっています。

このタックルで釣りたいそう思い5時間投げ倒しても全く反応がありません。ですがボートをゆっくり走らせていると時折、マゴチが逃げていく姿をボートの上からみることができます。マゴチがいることは確かですがルアーに反応してくれません。

そこで最後のポイントへ。ようやく下げ潮が効いてきたタイミング

牡蠣瀬が混じる水深2Mほどの場所。7インチのワームをキャストして表層を漂わすように動かしていると目視でルアーの追ってくる巨大な影が!! その影はルアーを見定めているかのようにルアーの後ろを追尾してきます。
焦る気持ちを抑えつつ、ゆっくりルアーをアクションすると…
念願のヒット!!

今までのマゴチとは違う重さが竿から伝わります。牡蠣瀬周りのポイントのためタックルパワーを活かしつつゴリまきで寄せ、3度ドラグを出されたり、激しい首振りに耐えようやくランディング。

体長85cm  生の姿をみるととてもその迫力に驚かされます。まさにCroc!!

7インチのワームも丸呑み。

本当の釣れてよかった。

ちなみに現地でCrocサイズのマゴチが釣れた場合はフィッシュグリップを使用せず、グローブをはめて口を持つのが主流です。魚を傷つけない努力や魚へのリスペクトがオーストラリアでも根付いています。

そして、今日は超ラッキーdayだったらしく船内で80cm以上のマゴチが5匹も!船長もこんなことは今までで初めてだそうです。

ダブルヒットも!

翌日もボートでCrocサイズのマゴチを狙いましたが、80cm以上のマゴチは釣ることができませんでした。船長曰くこれが普通とのこと。

【なぜオーストラリアのマゴチは大きいのか】

1つ目は種類の違いです。
日本で釣れるマゴチは大きく分けて2種類います。マゴチと南西諸島に生息するミナミマゴチ。

 

↑尾鰭が少し黄色っぽいのが特徴。
ミナミマゴチはマゴチに比べて大きくなります。日本での記録は70cmほど。

そしてオーストラリアのマゴチはDusky Flatheadといって日本に生息するマゴチ・ミナミマゴチとは別種と言われています。

つまり、オーストラリアのマゴチはそもそもが大きくなる種類だということ。

2つ目に環境です。
オーストラリアは大きな大陸のため一概にとは言えませんが海岸沿いは1年を通して気温差が日本に比べて小さいです。(ちなみオーストラリアの内地は気温が45度を越えることもあります。)
そのため、成長がストップしずらい環境でもあります。もちろん、マゴチのベイトとなる魚や甲殻類も沢山います。

3つ目は規則です
オーストラリアでは釣りをするのにライセンスが必要です。(州によってルールが違う。NSW州では一年間で3000円ほど。)。ライセンス制度を設けることで釣り場環境を整えたり、魚や海洋生物の保護・管理などに費用を投じることができます。
そして今回釣りをしたポートマッコリーやシドニーがあるNSW州では魚を持ち帰る大きさ・サイズにルールがあります。
マダイ(Pink snapper)の場合は30cm未満の魚はリリースで持ち帰りは1人10匹まで。海上警察がうろちょろしているので、もしルール違反をすれば罰金となります。

ではマゴチの場合は?

NSW州では36cm〜70cmの大きさだけ持ち帰りが可能です
え? 大きいサイズは持って帰ってはいけないの?

そうなんです。理由は大きくなるサイズはメス個体である可能性が高いため抱卵個体を守るために70cm以上の個体は持ち帰り禁止となっているのです。そして、大きい個体であればあるほど抱卵数は多くなります。なので、今回釣ったマゴチは全てリリースしました。
つまり、種の保蔵を行うための規制によって大きい個体がさらに成長するという訳です。

いかがだったでしょうか。
オーストラリアで出会ったCrocサイズのマゴチ。その迫力、引き、そしてフィールドのスケール感は、日本ではなかなか味わえないものでした!

しかしそれ以上に感じたのは、
この魚たちが大きく育つ理由が、しっかりと守られている環境にあるということ。
ライセンス制度、サイズ制限、リリースの文化。
それら一つ一つが積み重なって、あのサイズの魚たちが今も存在しているのだと実感しました。
釣る楽しさだけでなく、未来に残すための釣りが根付いている。その考え方は、日本でももっと広がっていってほしいと感じます。

今回の釣行は、ただ大きな魚を釣っただけではなく、釣り人としての在り方を改めて考えさせられるものになりました。
またこのフィールドに戻ってきたとき、同じように、いやそれ以上の魚たちと出会えるように自分自身も、少しでもその環境を守る側でありたいと思います。

 

 

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