Staccato110MHSS

日本全国の磯ヒラ・トレイルを追求した”磯旅ロッド”

荒磯巡業。

ヒラスズキを追って旅へ

磯のヒラスズキを狙うアングラーは、多くが旅に出ることになります。
その旅の先は九州・四国・日本海・太平洋。

釣り人側に馴染んだロッドを目指して

ほんの少しの地域が変わるだけで地質や風の吹き方、波のピッチ等、様々なシチュエーションや多魚種への戸惑いが大きなノイズになります。
こうした環境の変化に対応させるタックルの筆頭は、まさにロッド。
目的地に合わせ、様々な特性のロッドが林立する世界。
スタッカート110MHSSは、これらエリア巡業における環境変化に強い、釣り人側に馴染んだロッドを目指して開発されました。
はじめに標準的に使用するルアーを「20-30gのミノー」「40gのジグ」へと固定して開発。
これらを使用した際の性能が身体に馴染んでいれば、つまりいつもの自分がそこにあれば、どんな状況でも立ち位置等である程度対応することができる、というコンセプトです。

PE専用ストローセッティング コンセプト

staccato x strawsetting

メインコンセプト
PEラインの持つメリットデメリットを把握し、飛距離、負荷分散、感度伝達など、メリットをトータルバランスで引き出すことができるガイドセッティング。

モノフィラメント設計からPE専用設計へ
現代の釣りにおいて、ナイロンやフロロカーボンに代表されるモノフィラメントのラインでは妥協せざるを得なかった点が、PEラインの出現によって劇的な変化を迎えました。しかしながらPEラインがいろんなフィッシングスタイルに多用されるようになっても、釣り竿のガイドセッティングは旧態依然のモノフィラライン仕様のままというのが実情です。従来のセッティングでは、せっかくのPEラインのよさが活かせず、デメリットにすらなる事があります。
PEラインは、張りがなくラインのクセがつかないことが特徴。モノフィラライン各種は進化したとはいえ、PEラインと比較して圧倒的に張りがあり、クセもつきます。そのラインの張りとクセの特性から、リングサイズを大きくし、ガイド数を少なく配置するのが従来方式。あくまでもこれらモノフィララインでの飛距離を優先していたからだと考えられます。
PEラインの場合、ガイド数を増やすことでリングへの摩擦抵抗を軽減するという逆転の発想が必要でした。

PE専用のガイドセッティング開発を通して
これまで私は、いくつかの事業でPE専用設定のガイドのセッティングを担当させていただく機会に恵まれました。その中には有名になった製品、ガイドシステムも存在しています。
張りがなくクセがつかないPEラインは、数多くの小口径リングサイズを並べるセッティングが向いています。理由は、小口径リングだからリング間のラインのバタつきを抑えることができるからです。実際のフィールドで無風な状況はまずあり得ません。ガイド数が少なく大きいリングサイズだと、リング内とガイド間隔でラインが暴れてしまい、逆に抵抗になりライントラブルとなってしまいます。このため以前より小口径リングでガイド数を増やすPEのセッティングを作ってきました。
また小口径を多数セットすることにより、ブランクのパワーをより発揮できます。キャスティング時やフッキング時のブランクのパワーと感度のアップ、リフティングパワーアップ、さらに各ガイドのライン角度がスムーズになるので、リトリーブフィールがスムーズになり、誘いからファイティング時の無駄なポンピングが減り、バラシも軽減します。
こうして従来のセッティングから、従来製品の中にラインナップされた小口径製品を流用する形で、最初のPEセッティングが次々と生まれていきました。

ストローセッティングへの進化
私が提案しているストローセッティングは、PEラインが主流になりガイド素材の軽量化が推し進められた近年、従来の専用設計では妥協せざるを得なかった部分をトータル的に向上させたものです。
これにはガイドを生産するメーカーや世界中のアングラーのアイデアなど、携わった多くの方の努力や知恵が関わっており、当然私一人で成し得たものではありません。特にトップガイド製品の多様化やフランジ形状、トルザイト、SiC-S、アルコナイトといった選択肢の増加が、ニーズや価格帯に合わせたセッティングを可能にしてきました。
キャスティング時などに特にトラブルの多いティップにはガイドの形状とガイドポジションでトラブルレスなセッティングにしています。また、ランディング時もスムーズにラインシステムが入る工夫もできるようになりました。これら技術の向上により、過酷な状況でもストレスなく集中できるはずです。フリーフォール時などは、ラインの無駄なたるみがなくなるので、ラインの抜けもよりスムーズになっていることを実感していただけるはずです。
ガイド数が多く増えても従来の大口径型ガイドシステムと比較してロッドの自重は変わらず、場合によっては軽くなるモデルも多くなってきました。こうしたガイド開発の歴史とともに、キャスティングの飛距離もPE専用で制作してきた従来のセッティングより数%アップしています。敢えてデメリットをあげるなら、ラインを通すのが面倒なくらいです。老眼の方はとくに…。(笑)

【2018新製品】ストローセッティングキャスト動画【TULALA】

ストローのように細く、小さな力でスムーズに通り抜けるように。
ストローセッティングによる新しいPEフィッシングの世界を、ぜひお楽しみいただけたらと思います。

前田製作所 前田純一

※ガイドセッティングは予告なく若干の変更が行われることがございます。ご了承ください。

Detail

Staff Comment

ロッドブランクスのパワーセッティングは20-30gミノーを扱いやすく、キャストしやすいしなやかさ、向かい風でのキャスト性能を可能にするシャープさ、複雑な根から魚を引き剥がすための強さという3点のバランスを重視。
ここに少しだけ青物、という欲求ノイズを入れることができる硬さをエッセンスとして加えて仕上げました。
11ftは全国での磯を巡るためのスタンダートな長さです。
折れにくくするための工夫として、2ピース内のティップが少し短い仕様になっています。

Spec

ModelStaccato110MHSS-HX
Code110MHSS-HX
ActionR
Length (ft)11
Folded Length (cm)172.5
Rear Grip Length (cm)41(リールシートの中心より)
Rod Wt. (g)277
Mono Line (lb ,MAX)-
PE (# ,MAX)2
Cast Wt. (g)12~48
Price (¥ ,税別)75,000

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