2021.07.28
カテゴリー: El horizonte(エルホリゾンテ) / スタッフレポート
皆さんこんにちは、前野 慎太郎です。
今回はHOW TO ではなく、TULALA エルホリゾンテ78と共に旅をしたモンゴルのお話をさせて頂きます。
皆さんはモンゴルといえば何を思い浮かべますか?
多くの方は大自然の中で遊牧民が暮らしている姿を想像してしまいそうですが、
実はモンゴルの首都ウランバートルは想像以上に栄えています。
大きなデパートに数多くの飲食店、アスファルトを走る車の多くは日本車で、いつも大渋滞の中クラクションが鳴り響いています。
その中でも僕が一番意外だったのは、カラオケ店がそこら中にひしめき合っていること。
モンゴルは時に気温がマイナス40度に達することもあるほど寒い国なので、厳寒期は外遊びができません。
なので冬になるとウランバートル市民はウォッカを呑むか、カラオケをするかの2択なのだそうで、
そのためにカラオケ店が大繁盛しているのです(笑)
そんなモンゴルですが、ひとたびウランバートルを出ると、まさに皆が思い浮かべた通りのモンゴルが現れます。
途方もなく広い大草原にはキツネやリスや鷹などの野生動物や、家畜の牛、羊、ヤギ、馬などがいたるところに現れます。
最初こそテンションも上がりますが、2時間もすると同じ光景の無限ループに辟易しながら進まなくてはなりません(笑)
そんな場所をおよそ2週間、とにかく地図とにらめっこをしながら、川という川を釣り歩きました。
僕の狙いはアムールイトウ。
俗にタイメンという、日本の北海道に生息するイトウの近縁種を釣るために、はるばるモンゴルまでやってきたのです。
川の多さや規模に対して個体数が圧倒的に少ないタイメン。
近年は環境破壊の影響で個体数減少に拍車がかかっているらしく、その顔を見るのは容易ではありません。
さすがに2週間ノーキャッチだと心が折れかけましたが、エルホリゾンテ78とタイメンを一緒に写真に収めたい…
その一心で竿を振り続け、ついにその時がやってきました。
エルホリゾンテ78から放たれた16㎝のミノーを咥えて上がってきたのはまさしくタイメン。
「やったぁー!!!」
草原というより、どっちかといえば山の谷間を流れる川のほとりで、1人の日本人の咆哮がこだましました。
これまでの苦労が全て吹き飛ぶ最高の瞬間を、握りしめた相棒と共有する至福の瞬間。
「これだから釣りはやめられないんだよなぁ!!」
追加の一匹を手にした時、「もういいよ、帰ろう!」と発した僕は、誰よりもすがすがしい気持ちだったのでしょう。
「また来た時は相手してね!」
そんなことを思いながら釣り場を後にした僕は、誰よりも幸せそうな顔でウォッカを飲み続けるのでした(笑)
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