2021.12.17
カテゴリー: El horizonte(エルホリゾンテ)
水平線・地平線と名付けられた相棒は世界中の何処へでも飛んで行き、ベイトタックルで扱いやすい10g前後の中軽量級ルアーから100g前後の中重量級ルアーを扱い、時にはぶっ込み釣りや泳がせ釣りも出来て、釣り方や魚種を選ばない釣りをする為に産まれてきました。
『釣りは自由』
メディアやSNSと足並みを揃えて推薦されるルアーや竿のセッティングを合わせる事は必ずしも無いと思っております。
写真は2015年に旅をしたアフリカ大陸でのタイガーフィッシュ。
PE5号に100lbのショックリーダーに10g前後のスピナー。
あべこべなセッティングですが、こんな釣りが出来てしまうのもエルホリゾンテ70の懐の深さでしょうか。
勿論ですが、10g前後のルアーを扱うのであれば、もっと柔らかいライト〜ミディアム位のパワー帯の竿に、細めの1.5号前後のラインを使い、スプールの軽いベイトフィネス系リール。なんならスピニングタックルの方がよっぽど使い易いと考えています。
全方位をカバーする…
『これ1本あれば全て解決できます!』
と言う様な竿は未来に特殊素材でも開発されない限り難しいと考えています。
ですから市場にはこんなにも沢山の種類の竿があるのです。
※写真はプロトモデル
エルホリゾンテ70はオカッパリではちょっと短く、ボート釣りではちょっと長い。
軽量級ルアーを扱うにはパワーが強すぎるが、重量級ルアーを扱うにはティップが柔らかすぎる。
ジャークするには少し長いが、巻物をするには少し短い。など、悪く言うならば…『帯に短し襷に長し』であり、専門竿には使い心地は及びません。
しかしながら竿は1本で荷物を少なくして、足で稼ぐ釣りがしたい。
スプーン・スピナーからビックベイトまで幅広いルアーを使用して攻略したい。
ボートもオカッパリもやりたい。
軽いルアーも投げれるが、不意の大物にも対応したい。
このような一見矛盾した希望も叶えられるのがエルホリゾンテ70の最大の強みです。
汎用性が高いと言う事は、専門性を犠牲にしたから持ち得た能力であり、エルホリゾンテ80・エルホリゾンテ78より太いバット部に柔軟なティップを合わせたのはこの為です。
『弘法筆を選ばず』のことわざにある通り、ある程度は竿を使う持主の技量に左右されると考えております。
投げ方・ルアーの動かし方・魚の操り方…言い出したらキリも無く…
過去にお会いした中には『大物をよくこんなセッティングで攻略できるな(汗)』
と言う様な達人もいらっしゃって、感銘を受けた経緯もございます。
そんな方がエルホリゾンテ70を手にされたのならば、『この竿でベイトの釣りはなんとかなるよ!大丈夫。』と言って頂ける様に。
まさに自分もそんな釣り人になりたいと思い、エルホリゾンテ80のプロデュース、エルホリゾンテ70のリニューアルより開発に携わらせて頂いております。
皆様の釣り人生が豊かなものとなりますよう、お役に立てれば幸いです。
宜しくお願い申し上げます。