2024.09.03
カテゴリー: Brkfree"ブレイクフリー"
ブレイクフリーSTAFFの出口史朗です。
今回は、琵琶湖で3年程テストを続けてきたブレイクフリーのスピニングモデル「wolver88s」の紹介をさせて頂きます。
話は2021年頃、ファーストプロトの時代にさかのぼります。
8フィート8インチというレングス設定に求めたのは、まぎれもなく遠投性能です。そして琵琶湖のおかっぱりで出番の多い5インチクラスワームのジグヘッドやネコリグ等を操作する性能と、水中での感度を重視します。
また、琵琶湖というフィールドで除外出来ないのは、60クラスのバスと勝負出来るパワーです。
それらの要望を盛り込んで、TULALAから上がってきた叩き台となる1stプロトロッド。
遠投性能は必要十分といった具合。ですが、ウィードを切ったりする操作面では、ロッドが入りすぎ(曲がり過ぎ)て扱いにくい感じ。ロッド自体も持ち重りがあって、3000番クラスのスピニングリールでバランスが取れるという具合です。スピニングで必要な軽快さも、あと少し盛り込みたい気分です。
初期プロト時代はモデル名も違ってました。
ロクマルも釣ったんですが、まだ全然納得するにはまだまだ遠く、2ndプロトをお願いする事に。こうして現場に出て使って、釣ってみる事でしか出来ないフィードバックが釣具にはあります。琵琶湖という最高のフィールドで得た結果を、製品に詰め込んでいきたいと思っています。
制限のある陸っぱりにおいて、キャッチ率を上げるために必要な事を詰め込んで、なにより自分が納得できるものを仕上げたい。
琵琶湖の強いバスを獲るために。ロッドバランス、遠投性能、操作性、水中感度全てに妥協せずに進めていくのが「ブレイクフリー」シリーズです。
次回に続きます。