2022.07.22
カテゴリー: Glissando(グリッサンド)
《小さなルアーで大きな魚を》
グリッサンドにおいて、このコンセプトを持つグリッサンド73、66、56という変則三部作。その中で最もライトなモデルです。
シャープな先調子+汎用性。渓流ロッドのような繊細な見た目のグリッサンド56は、1グラムにも満たないようなルアーを操作することができる、シリーズ内でも最もフィネスなULロッドに位置付けられます。渓流でのミノーイングやエリアトラウト、メバルやアジなどのソルトゲームでも人気のモデルです。
しかし、この竿の目的は単なる小物狙いのロッドではありません、誰にでも直感的にわかってしまうほど、胴に張りがあり、バット部に厚みがあるのです。
ティップはアジング用ロッドやエリアトラウト、源流ロッドといったイメージどおりの柔らかなULタッチで、ルアーの操作およびバイト時の針先の保持などに関しては、おそらくご想像どおりのアクションです。装甲のようなバットを持たせた大きな理由は、この竿の舞台となるマングローブやサンゴ礁などの魚の特徴にあります。
まず口元が硬い種類が多いこと、そして根に潜る特性を持っていること。竿を構え直すだけで素早くフッキングが出来、掛けた直後からのほんの僅かな時間だけでも、後ろや真下を向かせない硬さを。これらを竿をグッと立てるような動作だけで成立させることが可能となれば、サンゴに潜られたりラインブレイクする確率が大きく変わるのです。
小型魚が相手でも、水深や流れのあるエリアなどでは非常に使いやすい張りを持つ「グリッサンド56」。痒いところに手が届く、そんな位置付けのロッドです。
タグ: Glissando56 / グリッサンド56 / ライトゲーム