“冒険” というなネーミングはベタかもしれませんが、それぐらい世界の冒険釣りには重宝するロッド、まさに冒険棒であり、ある意味では命をかけてやっていることに対してのプライドを載せれるものだと思います。
大手メーカーにはマネのできないかなり “異質” のスペシャルセッティングだとも思います。 まず、私のような冒険旅には絶対のグリップ脱着式。5.9ftという短さにもかかわらず絶妙なロングダブルハンドル。重量級のルアーもこれのおかげでフルキャストで振り抜けますし、人間が負けそうになる怪魚のファイト時にもふんばれます。世界の熱帯ルアーフィッシングというのは鬼ジャークの連続です。日本のフィッシャーマンによく誤解されるのですが鬼巻きトゥイッチと言ったほうがわかりやすいのでしょうか。この釣りをする際にはやはりやり通した人間にしかわからないことがあります。大自然の奥地のフィールドに入って行き、一日8時間の連続6日間をジャークし続けるとどういうことになるのか。手に負担がかからないロッドとはどういうロッドなのかということが。
短く、“硬い” ではなく強い竿というのはなかなかないのです。2oz、3oz のペンシルを生きたように動かせるロッド。ビッグミノーを生きている様にスライディングジャーク出来るロッド。しかも、ノーマルサイズのルアーも難なく操作できるというこのバランス。
手にとった瞬間にあまりの “軽さ” に驚かれると思います。これはブランクスの厚みを削ったのではなく、むしろ厚くし、重量を軽くしたのではなくセッティングがジャーク時に手に負担がかからないリール直下の重心バランスを目指したためで、手にとってもらえば一瞬でわかります。
私が大好きな AMAZONのスーパースター、アスーの美しいシルエットも小さなこだわりで入れてもらいました。(BOMBA DA AGUA より抜粋)
世界の爆弾魚と対峙できる汎用性があり、こちらから仕掛けていくトップとジャークが主体の大物 用攻撃型ルアーロッド。 ドグッという鈍い音とともに 1m 以上跳ね上げてルアーに襲いかかり、 締めきったドラグを余裕で突破し、指ドラグで耐えるがぐんぐん深みに引きずり込んで行く。その 後は激しいヘッドシェイクのジャンプ。ビッグサイズに限って言えばなかなかこんなエキサイテイングな魚はいない。 アベントゥーラ59はタライロンの剛力にも秘めたる筋肉により耐え、大きいルアーを生きたよう に激しく、軽くアクションさせる事が出来る。
【限界スピードの、激しく、鋭い連続ジャーク 】
これこそがビッグピーコックをはじめとする熱帯ジャングルのフィッシュイーターに対する基本アクション。1〜4oz にもなる大型ルアーを激しく操作するには、短いレングス構成のロッドが不可欠となります。
キャストからルアー操作、キャッチまでの一連の行動を、一日何千回と繰り返し強いられるうえ、桁外れのパワーを秘めた巨魚たちと渡り合うことになるため、強靭かつ軽くて疲れない構造が必要となります。
アベントゥーラ59は”BOMBADAAGUA”のTERU氏の監修のもと、『ビッグルアーを軽い力でアクションできる5.9ftという短さ』、『航空機や現地の交通機関による移動に適した脱着式グリップ』、『想定外の巨魚のパワーにも耐えうる中低弾性カーボンの厚いブランクス』という、現在の主流とはかけ離れた全く異質な設計になっています。
しかし、ワールドレコードを狙う世界のモンスターフィッシュアングラーの間では本質のセッティングです。
そして、TULALA 全アイテムに共通する手元への重心を強調した設計により、“徹底的” なまでに 持ち重り感を排除し、ジャーク時の手首への負担を軽減させる絶妙な重量バランスを完成させました。基本は熱帯のモンスターフィッシュ専用ですが、ショートレングス、中低弾性ブランクスからくる操作性のよさは、意外にも幅広い魚種へのバーサタイル性を持ち合わせています。
(BOMBA DA AGUAより)