投げる、巻く、また投げる。一日の大半を占める、この繰り返しの動作において、トーナメントをはじめとするバスフィッシングで最も多用することになるミディアムパワー帯のキャスティングロッド。
ラバージグ、テキサスリグ、バイブレーション、スピナーベイト、ミノー、クランクベイト…コースを変えたり船を流しながら繰り返し撃ち続ける手数のために、もっとも必要とされるべきパワー帯は、この『M』にあります。
近年はビッグベイトやバルキー系大型ワームなど重量あるルアーの出番が増え、それらがルアーローテーションの一角を担う昨今のバスフィッシングシーンでは、バーサタイルロッドの守備範囲も変化し、合わせて「バーサタイル」に求められるパワー帯もMH(ミディアムヘビー)やH(ヘビー)クラスへと変化してきました。
しかしながら、狙った魚を的確に仕留める、狙った場所を撃ち続けるためのロッドは、今も昔もM(ミディアム)のパワー帯です。
BassAmp. by TULALAは『Mの復権』を掲げ、トーナメント実戦をメインに3年以上のフィールドテストを経て、ベイトロッドの本命であり、主軸となるミディアムスペックを完成させました。
C67MRFの使用ルアーとしてはクランクベイト、スピナーベイト、バイブレーション、ブレードジグ、シャッドテールワームのノーシンカー&ウェイデッドなどの巻物系。
打ち物系ではヘビタン、フリーリグ、カバーネコ、テキサスリグ、ラバージグなど。
その両方を高次元でこなすことのできる、繊細さと適度なパワーを兼ね備えたレギュラーファストのテーパーアクションです。
その性能を実現するのは、モノフィラメントラインに再設計し進化した「ストローセッティングHD」。
徹底してブランクに寄り添ったラインが織りなす感度はもちろんのこと、ライン、ロッド、リールの一体感は、驚くほどシルキーな巻き心地とキャストフィールも実現してくれます。
一日中心地よく使える高い操作性。グリップ周りはもっとも手に触れる大切な接点です。
グリップ部は、キャスト時やパーミング時、手に馴染みやすいオリジナルのグリップ形状(EVA製)を採用。
キャストからリトリーブに移る動作や、長時間の使用での身体への負荷、ルアーアクションの操作性を重視し、リールシートにはショートトリガーのFUJI製PMTSリールシートを採用。
拘りのロジックを余すことなく詰め込んだTULALAのトーナメントロッドシリーズ「BassAmp.」の真ん中ともいえる、快適なフィーリングを是非とも体感していただきたいと思います。
Model | BassAmp.C67MRF |
---|---|
Code | - |
Action | RF |
Length (ft) | 6'7" |
Folded Length (cm) | 164.5 |
Rear Grip Length (cm) | 26.5 |
Rod Wt. (g) | 131 |
Mono Line (lb ,MAX) | 8~16lb |
PE (# ,MAX) | - |
Cast Wt. (g) | 7∼21g |
Price (¥ ,税別) | 66,000 |
『Mの復権』
ツララ・バストーナメントロッド企画は2021年に発足し、ようやく『BassAmp. by TULALA』として、今春発売となりました。
第二弾は『M(ミディアム・パワー)』のベイトモデル!
最近ではベイトフィネス系のUL~Lと、MHのビックベイト系やフルサイズのルアーが扱えるモノが主流となっています。
しかし、私の長年のトーナメントでの経験から「試合に絶対に必要なモデル」を上げるなら『M(ミディアム・パワー)のロッド』です。
それも普通の『M (ミディアム・パワー)のロッド』でなく、ツララらしく美しいデザインで軽快さとレギュラーファストという扱いやすいテーパーデザイン。手に持った瞬間、高揚感が溢れるような一本にしたいと思いました。
さらに質感、操作性、汎用性からもバスアンプで表現したいバーサタイルモデルの形が出来上がりました。
総合的に考えれば必需なはずのM(ミディアム・パワー)をあえて『Mの復権』と謳い発売となります。
購入してくれた方が想像以上に納得してもらえるであろうロッドに仕上げていますので、是非ご期待ください。
更に、ストローセッティングHDという完全オリジナルのガイドセッティングを施す事で、唯一無二の奇天烈でサイケデリックな「BassAmp.」というトーナメントロッドが完成しました。
もちろん、一般のアングラーの方々に受け入れてもらえる仕様となっています。
ボート、陸っぱり問わず扱いやすい、手放せなくなるロッドですよ。
楽しみ攻めるバスフィッシングの基軸。
『M(ミディアム)の復権』を提唱したいとの想いを込めて!
SHINGO (渡辺 新吾) /JB TOP50