ハーモニクスという製法。
この製法は予想以上の偶然の産物。
本流でのミノーイングをより快適に。
モノフィラメントラインの使用も考慮しつつ、主にPEラインでのトラウトゲームに焦点を当て設計されたガイドセッティングです。
ルアーを鋭くアクションさせ、大型トラウトの硬い口元にフックを貫通させるためのシャープさ。
大型トラウトの突っ込みに耐えるためのネバり。
シャープだがネバるという相反する特性を併せ持つ、ハーモニクスの特性が最も活かされた一本。
スタッカート76は、負荷をかけずに振るとバスロッドのような先調子で、少しの負荷を掛けると低弾性の昔ながらの竿が中の芯から出て来る。
キャスト時では、振りかぶるシーンは胴調子、ルアーをリリースするタイミングで先調子となり、アクション時では、スプーンのようにラインが水を噛んでいる場合は胴へ、ペンシルを動かすようなライン抵抗がフリーになるシーンでは先調子となり、操作感が驚くほど容易に。
力いっぱいフルキャストしても、6割ほどのパワーで投げても飛距離は変わりません。
昔ながらの本流トラウトロッドこそ、プラッギングゲームにおける理想の竿。
キャスト時のカーブ、ファイト時の力の吸収、流れに乗せて竿先が曲がり、まったくもってしなやかで美しい。
ツララが求めたフィーリングはこの昔のブランクスに、現代のパーツ、そして用途ごとに異なるバランスセッティング。
それはジャンルが変わっても、ツララのロッドコンセプトにおける基本スタイルです。
魚を掛ける前はセンシティブで、掛けたあとは鈍重なスローテーパーとなり、ファイト時に慌てることも少ない。
フッキングもパワーを入れようが、スイープだろうが、緩めない限り一定のインパクトに変換されます。
ウェイトバランスセッティングはリールシート位置に。
ウェーディングでのリトリーブ時の身体への負担をキャスト時の収束よりも優先。
竿先を平行、またはやや上に構える釣りに適したセッティングとなっています。
Model | Staccato 76 LTS-HX |
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Code | 76LTS-HX |
Action | RF |
Length (ft) | 7'6" |
Folded Length (cm) | 172 |
Rear Grip Length (cm) | 30 |
Rod Wt. (g) | 172 |
Mono Line (lb ,MAX) | 12(ナイロン) |
PE (# ,MAX) | 1.5 |
Cast Wt. (g) | 3~18 |
Price (¥ ,税別) | 60,000 |