旅の中で出会う、ちょっと大きな魚達へ
ヨーロッパの大型魚パイクをメインに開発していた前作の「TravelCast200B」でしたが、その強く粘るブランクはもう1段階強いターゲットも適性の範囲に収まるということがリリース後にわかってきました。嬉しい誤算に対応するため、今回のリニューアルではガイド内径をわずかに大きくし、太めのリーダーシステムの抜け性能の向上を図っています。更に、グリップの長さやデザインも一新。ロッドのテイストとしては、前作同様のオールドスクールなブランクの恩恵として 7g程度の小型プラグから 2oz(56g)のビッグベイトまでという幅広いキャストレンジを得ています。
予想外の展開こそ結果的に旅をエキサイティングなものにしてくれるもの。その予想外の展開に対応するには、性能面で個性が強すぎる竿では諦めることも多くなりがちです。 必要とするのは強さと素直さ、すべては個性的な旅の為、強靭なブランクと定評を頂いていた前作に手を加えなかった理由です。
例えばジョイントドットの目的。何度もパスポートを塗りつぶした開発者の旅の経験が盛り込まれたロッドです。 例えば継ぎ目の目安にするジョイントドット、しかし本来の目的はシリーズ数本を雑然とケースに仕舞っている状態から、素早く目的のピースを選び出すため各モデルで色分けされた目印。 ガイドの位置や大きさ、果てはルアーキーパーの位置まで実は実釣性能と便利さの為に熟考されていたりします。
竿の細分化が進んでいますがこのロッドは「6フィート6インチのミディアムヘビーアクション、レギュラーテーパー」とだけ思って使っていただくのがベストだと思っています。この時代に不親切なのかもしれませんが使いやすいリグや魚種は所有された方に決めて頂くということです。4ピースのナンデモロッドというカテゴリーです。
TULALAフィールドスタッフ 森本明人氏
今まで多くのパックロッドを持って世界35ヶ国以上を釣り歩いてきました。
常に少ない持ち物でできるだけ多くの魚に対応することばかりを考えてきたボクが辿り着いたアクション、テーパー、レングスの2本です。
旅の中での便利、不便に関しても色々と感じてきましたのでここでは書ききれないくらいの小技も盛り込みました。
状況が必要とするならベイトロッドにスピニングリールをひっつけて遠投しちゃうような自由でクレイジーなロックンロールフィッシャーマンに使って欲しい!
※使いやすく折れにくい旅のお伴ですが、継ぎ目が3つあるパックロッドであることを御理解ください。
鋭角で無理な魚の抜き上げや継ぎ目の緩んだ状態での使用はブレイクの原因となりますのでご注意ください。
Model | Portamento200B |
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Code | PB200 |
Action | RF |
Length (ft) | 約6'7" |
Folded Length (cm) | 56 |
Rear Grip Length (cm) | 24 |
Rod Wt. (g) | 141 |
Mono Line (lb ,MAX) | 25 |
PE (# ,MAX) | 2 |
Cast Wt. (g) | 7~56 |
Price (¥ ,税別) | 44800 |