ビッグレイクからソルトまで、軽快に遊ぶ

アムステルダム中心部からすぐのスローター湖、岬の張り出しの沖を回遊する大型のザンダーやパイク、パーチになんとか届きたい、開発のきっかけはそんな限定されたシチュエーションの為でした。しかしこのポルタメントの新しい仲間の登場でシリーズでカバーできる釣りのスタイルは一気に広がりヨーロッパシーバス、サバ、タラ等ヨーロッパでメジャーなショアソルトゲーム全般で快適に遊べるようになりました。
ロッドのコスメも決定した2020年、プロモーション用の写真撮影も兼ね挑むはずだった渡欧は感染症拡大により当然中止。しかしシーバス、青物、タチウオ、ロックフィッシュ、イカからサヨリまで、地元の魚達が楽しく遊んでくれ、個人的には“TransOsakaBaySpecial”というニックネームを付けてしまうくらいの万能ぶりを発揮してくれました。

フットワークの軽い万能ロッドですが、話を戻すと開発のスタートは湖のメーターパイクですから安心のパワーも内包していることは言うまでもありません。

個性的な旅を支えるオールドスクールなブランク

予想外の展開こそ結果的に旅をエキサイティングなものにしてくれるもの。その予想外の展開に対応するには、性能面で個性が強すぎる竿では諦めることも多くなりがちです。 必要とするのは強さと素直さ、すべては個性的な旅の為の設計です。

実は小技満載

何度もパスポートを塗りつぶした開発者の旅の経験が盛り込まれたロッドです。 例えば継ぎ目の目安にするジョイントドットですがシリーズ数本を雑然とケースに仕舞っている状態から、素早く目的のピースを選び出すため各モデルで色分けされた目印でもあります。 ガイドの位置や大きさ、果てはルアーキーパーの位置まで実は実釣性能と便利さの為に熟考されていたりします。

TULALAフィールドスタッフ　森本明人氏

【Corona120】TULALA2021年新製品紹介#4【Portamento240S】