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2023.10.16

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【STAFF】Brkfreeが長尺ロッドかつPE専用設計の理由とは? by出口史朗

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出口 史朗です。

今回はプロデュースするロッドにおける根幹、なぜBrkfree(ブレイクフリー)が長尺ロッドなのか、なぜPEライン仕様なのか、そしてBrkfreeで普段どんな釣りをしているのか、などを書いてみようと思います。

 

普段の釣行は、仕事終わりの寄り道や翌日休みの帰宅後釣行がメイン。
ナイト時は、街灯や月明かりでど水面に影が落ちるのを嫌って、なるべく影を水面に落とさないよう、一、二歩下がった状態もしくは護岸の上からのキャストが多くなります。そこで長尺ロッドが活きてきます。

長尺ロッドの利点としては以下の点が挙げられます。

・キャストしてからピックアップまで水に近づきすぎないように行動できる。
・魚になるべくプレッシャーかけずにルアーを長く水中で泳がせることができる。
・最後のピックアップまでバイトのチャンスを得るよう、最後の最後まで誘うことができる。
・足場が高く水面まで距離があってもある場合や、途中に障害物がある場合でも、なるべく躱してきっちり引き切ることができる。
・キャスト時にトレースコースに風があっても、ラインを落とす場所の自由度を上げることができる。

これらは、現状の琵琶湖オカッパリでより魚を釣るためには欠かせない要素だと思っています。
次に、なぜ細PEを使用するのか説明致します。
PEラインはご存知のとおり伸びの極端に少ないラインです。使用するキッカケみたいなものは以下のとおり。

・シャローの攻略にリーダーを含めた先端部を主に沈ませて、アクション時の水切りを極力小さな力でやりやすく(水の粘度の影響をなるべく少なく)、縦アクションも横アクションもロッドアクション、またはリーリングで入力する為。

・ルアーを潜らせたい時も、ラインが細いぶん水の抵抗が少なくなるので、レンジや攻めの自由度が上がる

勿論、PEラインはモノフィララインに比べて軽いので風の影響は受けやすいのですが、アクション入力やフッキングパワーの伝達、水中の変化を感じたり何かに触ったり等の情報収集にアドバンテージがあると考えています。
最後に、私の普段行う釣りのスタイルを紹介します。

基本的には表層や中層を攻める釣りが多いです。
PEラインで行うボトムの釣りは、糸が細いゆえに岩等に食い込みやすく、リーダー部を動かさないようにメインラインを操作したりするなど、工夫が必要となる場面もあり、多少気を使う印象があります。時間をかけてじっくり攻める必要もあるので、メインとする釣りにはなっていません。

ピンで釣る場合、キャストの前は魚のポジションを意識して、食わせる場所もある程度想定します。キャストはショートからロングまで様々。それに加え、ルアーが魚の反応するレンジに届くように、キャスト距離を長く、あるいは短くと調整しています。

特に居場所がわからない時はロングキャストして、時々アクションを入れつつ探っていきます。

魚に口を使わせるポイントとして、護岸やウィード、ブレイク、水面等の壁を利用する多いです。食わせる最後の一押しを仕掛けるのは重要なことですよね。
足元まで魚がチェイスできないポイント以外は、ピックアップを我慢して水面でしばらく誘いを掛けたり、明るい時間ならばピックアップ前にジャーク等で壁に追い詰めさせる演出をします。
その際に、バイトを弾きにくいティップと、しっかりフックアップさせる為のベリーにかけてのアクション、魚の突っ込みに対応する為のバット部の強さが活きてきます。

また、ルアーの操作はリールのギア比が影響する部分もあるのですが、ギア比でいえばローギアリールの方がラインの巻き取り量の関係もあり、一点でネチネチとしたアクションが出しやすいです。(特にTW系)
私は、冬やアフター期はローギア、誘いにスピードが欲しい季節はハイギアのリールを使用しています。

 

ローギア使用。

 

ハイギア使用。

 

 

ソルト系ではハイギア使用。


前回販売時に購入してくださった方々の中には、バスではなくシーバスやチヌゲームも楽しんでいたりと、様々に使って頂いています。琵琶湖で生まれたロッドではありますが、色々な対象魚に対応できるのかな、と思っています。

長くなりましたが、今回は以上です。

ブレイクフリー「グラットンC86M」は現在も受注中です。(2023年10月18日まで)

今後も現在のテストモデルも含め、レポート致しますのでよろしくお願い致します。

 

 

 

 

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