2023.09.05
カテゴリー: Corona(コローナ)
「磯のロックフィッシュ・ゲーム用ベイトロッド」
ハタを代表とする磯のロックフィッシュ・ゲーム。ルアーで狙う岸からの根魚の中で、もっとも荒い地形をトレースし、次々に岩陰を通していくしか方法はありません。しかも捕食した瞬間には元の岩陰へ戻っているのがロックフィッシュ。さらに手前に寄せてからも岩に阻まれる、という、スピニングロッドでは難易度の高いこのゲーム。本来であればベイトリールさえ使えれば、細かいリフト&フォールや急な突っ込みも親指一つで回避できたのです。
しかし、ベイトキャスティングタイプにすると、従来のロッドには問題がありました。まず腰が硬ければいいので、短いものであれば従来のバスのラバージグ用で構わなかったのですが。まず、磯場では様々な危険を回避するためにも長尺が前提です。そうなってくると、ブランクスに生じる捻れを恐れ、弾性率を下げるしかありませんでした。硬くしたいがゆえの高弾性、という考え方では、攻めることも、キャストを繰り返すことも出来ないのです。この釣りの先駆者、長崎の入江真一氏が、沢山の従来の竿を犠牲にしながら、ようやく出会えたのがハーモニクスブランクでした。高弾性の止める、低弾性の曲げるをキッチリと決めることが可能で、ある程度以上の負荷が掛かるタイミングで低弾性ベースのロッドに切り替わる可変ブランクス。この素材であれば、長尺のベイトロッド用の制作が可能で、と決まり、ハーモニクスシリーズでも最も最初の段階で開発に掛かったのです。こうして、ロックフィッシュ/ワーム&ジグ用の「コローナ106MHRC-HX」が完成しました。
長尺とストローセッティングの相性も良く、操作や感度の点において圧倒的なブラッシュアップが施されたと言っても過言では無い
「Corona106MHRC-HX “StrawSetting”」
北から南まで、多くのロックフィッシュアングラーを虜にし続ける一本です。
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