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2025.02.05

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【STAFF】RoutesC60M最終テスト 「キクラ・ケルベリー」編! by前野慎太郎

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こんにちは、前野慎太郎です。
RoutesC60Mの製品ページが公開され、受注も始まりました。発送は今月を予定しておりますので、もう少々お待ちくださいね。まだ注文も受け付けておりますので、購入希望者様は全国の釣具店様にご確認ください!

 

さて本題はRoutesC60Mのテスト釣行です。
前回の記事でご紹介したキクラ・ジャリナというピーコックバスが潜むエリアを後にした私は、飛行機・ハンモック船・長距離バスを乗り継いで、アマゾン南岸下流部の小さな村へ向かいました。
このあたりは昔訪れたことがあったのですが、その際にキクラ・ケルベリーという固有種を取り逃がしたまま去ってしまったのです。今回はそれを回収するべく、当時知り合った漁師と再びタッグを組みました。

トカンチンスには2種類のピーコックバスが生息しています。(現地人は3種と認識している。後述)
1種目は上記のケルベリー。もう1種は現地でツクナレ・アズールとも呼ばれるキクラ・ピキティです。ピキティは以前釣っていたので今回はケルベリー狙いですが、実はケルベリーもこれまでに釣ったことはありました。ケルベリーは色々なところに放流され、国内外来種としてブラジル全土に生息しており、移入個体はすでにサンフランシスコ川で釣っていたのです。ですが、せっかくなのでネイティブ個体を釣ってみたいということで、遠路はるばる再訪しました。

さっそく釣りを開始しますが、ケルベリーはオープンウォーターよりブッシュの中に潜むことが多いです。小船の機動力を活かし、岸際の木々の隙間に7~8センチのミノーを投げて誘っていると、しばらくしてグンッとアタリがありました。上げてみると、尻びれや尾びれにうっすらとですが無数の白点が確認できます。

これこそがケルベリーの証なのですが、ネイティブ個体は色がはっきり出ない個体も多いです。
これがダム湖など比較的水の澄んだエリアや、本来の生息地と異なる環境になると、突然変異のように模様が変わる種がいくつかあります。

ケルベリーもそのうちの1匹で、実際に湖で釣った個体の多くが、写真のようにかなり明確に模様が出ていました。

ある程度の数を釣ったところで、狙いをピキティに変更してみます。7~8センチほどのルアーで狙うと、小さいながら多くのピキティがルアーを襲います。

現地ではツクナレ・アズール (青いツクナレ) と呼ばれるだけあって、青いヒレが美しい魚です。
これもダム湖などの個体はより青色が際立った個体が多いですが、ネイティブ個体は写真のような個体が多いです。

特筆したいのが、現地の方が「ツクナレ・アマレーロ」と呼ぶ個体です。流水域に多く生息する印象がありますが、おそらくピキティと同種。しかし、現地の方は別種として扱っています。気分転換がてら、その個体を狙いにスイッシャーを投げていると、水面が爆発しました。

確かにパッと見は違うようにも見えますね。

このエリアの釣行で、RoutesC60Ⅿの真骨頂である1本の竿で色々な魚を釣りきることを体現できたかなと思います。使用ルアーも7gから28gを同じセッティングで終始やれましたし、小さな魚から大きめの魚まで、たくさんの魚を釣ってテスト出来ました。

Routesシリーズの構想段階からアマゾンで叩き上げたRoutesC60Mも、ついに今月発売となります。
私自身とても思い入れのある1本。どうか可愛がってやってやってくださいませ!

 

 

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