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2024.02.22

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【STAFF】「ストローセッティングHD」システムの特徴と利点 by 山先 亮一

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こんにちは。愛媛の山先です。
今回は、開発中の「バリトーノ87」に搭載されている「ストローセッティングHD」システムに関して解説させて頂こうかと思います。
 
バリトーノ87に採用した中低弾性ブランクは粘りとトルクがあり、キャストキャパシティが広く、また破断強度に優れています。
しかしながら、お世辞にも軽いとも言えないし、ブランクの振動伝達に優れているとは言えません。

 


 
その長所も短所もあるブランクを使いながらも【水中解像度はここから変わる】と勝手に付けたキャッチフレーズが浮かぶ程にラインスラッグ感度が素晴らしく高いロッドになりました。それは、コンセプトである【ライン制御の細分化】を完遂する為に採用したストローセッティングHDの恩恵に他なりません。
 
ストローセッティングの最大のメリットとは?
と聞かれて、私が最初に必ず言う事は
【ガイドにラインテンションを掛けてくれる】
です。
 
ガイドにラインテンションを掛けるとは、すなわちガイドドラグを掛けられるという事。
一般的なガイドセッティングではスピニングリールから螺旋状に放出されるラインの軌道をトップガイドから射出されるまでに整えていくので、リーリング中にラインが各ガイドリングに常時触れているとは限りません。
 
一方でバットから2つ目、3つ目のガイドでラインの軌道が直線になるストローセッティングはガイド径を小口径化、リーリング中に常に全てのガイドリングにラインが接触するようになります。ガイド数が多い事で各ガイド間のラインの弛みを最小限に抑える事でガイドドラグが掛かり易くなるという仕組みです。
 
以前に書いたように【糸電話の原理】で、ラインは張っている方が【振動伝達】に優れています。
ブランクを軽量化するより合理的にライン感度が上がると感じています。
 
更にストローセッティングHDというのはストローセッティングより更にガイドドラグが掛かる仕様。
 
顕著に感じられるのは、アップストリームの釣りや止水、または流れの緩い場面。
※シンペンやテンション感が低いリップレスベイトではかなりの違いが感じられます。
 
流速がある場合は、その強弱。テンションレベルの段階が多い程、微調整が可能となり、細分化出来るという事です。
少し難しい文面になりましたが、何となくイメージを持って頂けたら幸いです。
 

 
開発を手掛けたバリトーノ87も発売アナウンス間近です。お楽しみに。
 

 

 

 

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