2023.10.04
カテゴリー: Bass Amp by TULALA
バスアンプ 開発兼フィールドスタッフの梅田 修司です。
『 Bass Amp. by TULALA 』
TULALA初となるバストーナメントロッドの開発プロジェクトは、2021年春に始動してから既に2年以上が経過しました。
その間、メインテスターであるSHINGOプロがJBトーナメント最高峰TOP50でトレイルする日本各地のフィールドとフィッシングガイドの拠点としている桧原湖、河口湖で、日々フィールドテストを続けてきました。
(写真引用:JB/NBC HPより)
私自身もチャプター兵庫のトーナメント会場となる関西の老舗リザーバーである東条湖をメインにフィールドテストを行っております。
TULALAスタッフ、そして前田製作所 前田氏の協力もあり、プロトモデルの試作・改良を幾度となく繰り返してきました。
その結果トーナメントスペックとして納得のいく複数機種が完成し、既にオフィシャルよりバスアンプについてのブログがアップされていた通り、製品としてプロデュースできる目処が立ってきました。
今年に開催されたフィッシングショーではTULALAブース内にほぼ最終形態のプロトタイプが展示されていたので、実際に手に取っていただけた方もいるかと思います。
その中からファーストプロデュースとして自身を持って挙げるのが、Bass Amp.S63ULXFというフィネスに特化したスピニングロッドです。
シリーズを戦い抜くトーナメントでは、年間を通してコンスタントに魚を捕らえることも重要で、確実にキーパーを揃えてからキッカー狙いの勝負に出るような戦略を組むことも少なくありません。
日本の一般的なフィールドは狭く、特にトーナメントレイクでは人的プレッシャーもかなり影響します。
そんなタフ化したフィールドでの試合において、確実に一匹を捕りにいくスピニングでの攻めは勝負を左右すると言っても過言ではありません。
ライトリグ全般、特にダウンショットリグの操作に主軸をおいて開発したのがこのモデルです。
小刻みなシェイクが容易にでき、繊細なバイトを確実に捉えるエキストラファーストテーパーのティップアクション。
そのバイトをしっかり乗せてからフッキングパワーをバット側へスムーズに伝達するベーリー部。魚に主導権を与えずパワーをしっかり受け止めるバット部。
全てのセクションに拘りの味付けを施した操作性重視のチューブラーブランクを採用。
そのブランク性能を最大限に引き出すよう、ツララ×前田製作所が提唱するストローガイドセッティングHDを搭載。
小口径多点で配置されるガイド数は全部で13個!
ブランクの曲がりに対してラインがしっかりと追随するので、キャストフィール、ルアーの操作性、感度は抜群。
3lb前後のフロロカーボンライン使用を前提としており、巻き癖が付きやすいモノフィラメントライン専用のガイドセッティングとして独自の新化を遂げました。
バット部エントランスガイドやチョークガイドを一般的なロッドよりもリール側に近づけることに一役かっているEVA製のオリジナルリールシートにも拘りのギミックが詰め込まれています。もちろん握り易さやも考慮してのグリップ設計です。
是非とも皆様にバスアンプの機能を体感していただきたいです。
タグ: BassAmp.S63ULXF / SHINGO / トーナメント / ブラックバス / 梅田修司