2024.07.05
カテゴリー: Routes(ルーツ)
皆さんこんにちは、前野慎太郎です。
今年の頭から、Routesシリーズのテストも兼ねて3か月ほど南米大陸を旅してきましたので、簡単にではありますがご紹介していこうと思います。
今回メインで使用したのは、来年頭に発売予定のテクニカルショートロッド RoutesC60Mです。
このロッドは主にプラッギングをメイン使用することに重点を置いて開発しています。
アマゾンの釣りは他の釣りよりもはるかにルアーを動かすので、手首の負担が半端ではありません。ロッドのバランスが悪いと、最初の数十投は平気でもそのあと必ずボロが出ます。一日何百投を5日、10日と行いながら質のいいアクションを継続して出すには、ルアーの種類やテクニック云々の前に、ロッドのコンセプトが重要となってくるわけです。
またRoutesC60Mは強いロッドなのか?と問われれば、そうではありません。
私が南米でメインターゲットとしているピーコックバスは引きが強烈で大きくなるイメージが強いですが、実は大きくなる種類は16種の中のたった数種類で、残りの10種以上は中型もしくは小型です。
10キロを超える、ツクナレ・アスーのように大きくなる魚を本気で狙うロッドでは、当たり前の話ですが小型のピーコックバスには適していません。
私はアスー以外のピーコックも釣りたいのですが、旅をしているとどうしても荷物には限りがあります。ですのでツクナレ・アスーも狙えつつ、中・小型ピーコックにベストなパワーを持たせました。
実際に、RoutesC60Mを託したブラジル在住の友人が78センチを釣りあげていますし、このくらいのサイズであれば問題はありません。(一応補足しておくと、ツクナレ・アスーと真っ向勝負できるパワーの釣り竿では、普通の人間では重すぎ&硬すぎでロッドアクションができないので、気持ち柔らかめのロッド&ドラグ緩めがピーコックバス釣りの基本です。ここを間違えると現地で釣れない羽目になるのでご注意を!)
説明が長くなってしまいましたが、要はRoutesC60Mは一本でたくさんのシチュエーションを楽しめるど真ん中のパワー帯であり、それがあることによって、より強さに特化させたロッドや、より小さな魚にフォーカスしたロッドが活きるという、正になくてはならないロッドわけなのです。
私のような、釣り場でいろんなことがしたい!たくさんの魚種が釣りたい!そんなアングラーにはうってつけなロッドではないいかと思います。
また次回、釣果報告も兼ねてRoutesシリーズのテスト報告を致しますのでお楽しみに!
タグ: RoutesC60M / ピーコックバス / 前野慎太郎