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2024.10.30

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【STAFF】RoutesC60M最終テスト 「キクラ・ミリアナエ編」 by前野慎太郎

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皆さまこんにちは。前野慎太郎です。
今回は前回と同様、RoutesC60Mの最終テスト報告です。

前回はサンベネジット川でツクナレ・フォーゴを狙いましたが、(まだ見てない方はこちらをチェック!今回はサンベネジット川の本流筋にあたるテレスピレス川の釣行記です。

サンベネジット川があまりにも爆釣だったため、お気楽ムードでテレスピレス川畔へ向かった私ですが、まさかのピーコックバス完全ボウズを食らいました。釣れるのはひたすらにビックーダ。この魚もアマゾンの素晴らしいファイターですが、今回私が追い求めているのはピーコックバスなので、次第に焦りが見えはじめます。

とにかく反応が無いのと、大量の稲科のような草が川を覆い、もはや釣りになりません。
私は一旦町に戻り、違うエリアからアプローチすることにしました。
話が少し逸れますが、このように急遽エリアを変更することが多い私にとって、手返しよく移動できるパックロッドは本当にありがたいです。昔は塩ビ管で作ったロッドケースを持ち歩いて移動しており、Routesシリーズにはその時に欲していたアイデアが詰め込まれています。シンプルで、扱いやすく、丈夫。そして、なるべく価格を抑える。私が必死で海外を歩いていたあの当時、欲しくて欲しくてたまらなかったギミックなのです。
さて、大きく移動した私はとある老人と出会います。
彼はココという老人で、偶然川畔で出会った私を釣りに連れて行ってくれました。

彼とともにテレスピレス川を釣り回りますが、全くといっていいほどアタリはありません。こんなに渋い状況は初めてで、今回はテレスピレス川を諦めようかと思ったほどです。彼もこんなに釣れないのは珍しいと言っていました。どうやら上流域で大雨が降り、急な水温低下が原因のようです。

とにかく必死でロッドを振り続け、気付けば夕方になっていました。釣り人たるもの、嫌でも夕方は気合が入るもの。しかし、それでも釣れねば諦める理由にもなり得る諸刃の剣です。

祈る思いで選んだルアーはネルソンナカムラのジグザリーニャ。名作ジグザラのダウンサイズモデルですが、私はこのジグザリーニャと、同じくネルソンナカムラのマジックスティック90に心酔しており、もちろんRoutesC60Mはこの2つのルアーにドンピシャのバランスです。割と軽めのルアーですが、RoutesC60Mならティップとベリーをしっかり曲げて投げるとぶっ飛んでくれるので、スレた魚にもってこいです。

急流の脇で反転し、流れの質が変わるエリアを丹念に攻めていくと、ついにバシャッとジグザリーニャが襲われました。

上がってきたのはまぎれもなくキクラ・ミリアナエ。まだ小型ですが苦労した初物は格別です。
この後は続くことなく終了。やはり渋いことに変わりはありません。

翌日は前日より水温が落ち着いたのか、飽きない程度にバイトがあります。しかし、本調子でないのかフックアップしません。
落胆よりも昨日連れてくれた安堵が膨らむ中、突然大きな水柱がジグザリーニャを飲み込みました。
『でかい!』絶対に逃がしたくない私はとにかくゴリ巻きで寄せて、その勢いのままにブッコ抜きました。ボートに横たわったのは良型のミリアナエ。

ここまで本当に苦労しましたが、納得の魚が釣れた私はひとまずテレスピレス川をあとにして、次なるピーコックバスを狙いに行くのでした。

 

ちなみに前回の記事でツクナレ・フォーゴはミリアナエと同一されている旨について触れましたが、ここで今一度見比べてみましょう。

 

【ツクナレ・フォーゴ】

 

【キクラ・ミリアナエ】

 

いかがでしょうか?分類学は詳しくないですが、少なくとも見た目はハッキリ違うように私は思います。同種とされている中でここまで違うのは他に例が無いですが、他にも小さな違いはよう見受けられるのがピーコックバスの特徴でもあります。それらが今後別種となるのかならないのか…ピーコックバスには興味が尽きません。

ではまた次回!お楽しみに!

 

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