2025.03.27
カテゴリー: Routes(ルーツ)
TULALAスタッフの岡林弘樹です。
2025年2月に発売となりましたパックロッド「ルーツC60M」
多くの方に手に取って頂けたようで、本当に何よりです。国内外のあらゆる旅を支えるメインロッドとして、あるいは携帯性を活かしサブロッドとしての役割も果たすシリーズ。メインテスター前野慎太郎が海外のフィールドをメインにテストを行った渾身の一本。ルーツシリーズ最新作であり自信作でもあります。
このロッドは、ショートロッドというキャッチコピーで発売されています。昨今、ルアーキャスティングのロッドで6フィートレングスは比較的短いほうになるかと思います。
ショートレングスというこだわりは、海外の釣り(特にアマゾン)でのミノージャーク、トゥイッチ、トップウォーターアクションを快適にこなす為。要は、ロッドが短いとアクションが楽!という事です。短時間のジャークであればどんな竿でも可能ですが・・・激しく流れる船の上で瞬く間に通り過ぎるポイントを、息も出来ない程のピッチでルアーをキャストし、ひたすらアクションさせる釣りには軽量短尺のロッドを選択するのがマストとなります。
これは、TULALA黎明期の旧ボンバダシリーズから今まで散々発信されておりますので、ユーザーの皆様は既に耳タコかとは思いますが・・・。
国内の釣りでは?というと。ボートシーバスや小規模エリアのショートキャストを多用する釣りにマッチします。ただ、ボートシーバスで言えば、上記のようなロケーションで釣りをするのは一般的ではありません。状況により、激しいルアーアクションはシーバスをビビらせ大解散状態にしてしまう可能性すらあります。
しかし、アクションさせて魚を釣るのは、楽しい釣りのひとつであると僕は思っています。
ショートロッドという表現をしていますが、世の中には5フィート台のしっかりとした「ショート」ロッドが沢山あります。
それに比べれば、6フィートというレングスは微妙に長い。ショートロッドよりショートではない(?)それがこのロッドの強みでもあります。
短いロッドの場合、キャスト時にリアグリップを引き、ロッドを曲げる意識をすることでキャストの飛距離を稼ぎます。ルーツC60Mは、その性質を合わせ持ちながらも「6フィート」という「ショート部類では微妙に長いレングス」が正確にキャストを決められる範囲を少しだけ広げてくれます。
弱い力でも、バックハンドやピッチング、アンダー等のキャストで少し遠い部分を的確に狙うことが可能になります。その上、ルアー操作を楽に行えるロッドなのです。
正にルアーゲーム!と言った感じでとても楽しい。
魚とのやり取りも6フィートレングスあれば十分かわせます。そしてバック、サイドスペースが狭くてもキャストしやすいので、小船での障害物打ちにも良い感じ。
これはシーバスのみならず、全てのボートキャスティングゲームに言えるかと思います。
何より、ミディアムクラスのショートロッドはやり取りが気持ち良い!キャストして、アクションして、魚が掛かった後のスリルを味わう。
最高にルアーフィッシングを満喫している気分になれます。
サイズは大きくないけど、シュッとして顔がなんとも丸い。ヨーロピアンシーバス風?もしくはシュッと具合がザンダー。ヨーロピアンシーバス釣ったことないけど。話は脱線しますが、いつかでっかいザンダーを釣ってみたいなぁと夢見ています。
いよいよ春がやってきて釣りシーズンも開幕ですね。今年の2月は寒かったので、ようやく暖かい日が訪れた!と歓喜してしまいます。
釣り場に立って、風と日光を受けると嫌な事も忘れられますよね!それが釣りのいいところ。皆様もお気に入りの釣竿を持って釣りに出かけてみてください。
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