2025.04.16
カテゴリー: Routes(ルーツ)
こんにちは!前野慎太郎です!
まずはルーツC60Mをご購入くださった皆様ありがとうございます!
私は主に海外でのテストをしておりましたが、SNSなどで拝見していると国内でも活躍させてくださっており、嬉しく思います。
今回はそんなルーツC60Mのテストでブラジルを訪れていた時に経験したトラブルエピソードを、釣果とともにご紹介していこうと思います!
のんびりとハンモックで旅の疲れを癒したあと、訪れたのはパラー州、シングー川畔の町。
ここで数日間釣りをするためのガソリンや食料を買い込んで、釣り場に出発しました。
ここで狙うのはピーコックバス。細かく言えばキクラ・モノクルスとキクラ・ピニーマという種類のピーコックバスです。
キャンプに荷物を置いてさっそく釣りに出発しましたが、ここで冒頭に触れたトラブルが起こります。
何が起こったかというと、手持ちのベイトリール2台が両方とも壊れてしまったのです。
1台は完全に使い物にならず、もう1台はドラグが機能せずハンドルが常に逆転するという、これから釣りをするには致命的なトラブルでした。
ですがリールを買いに戻る時間もお金もないので、親指でスプールを抑えて強引に釣りをすることにします。
ですが突然のバイトに反応して即座にスプールを強く抑えるのが想像以上に難しく、大型の魚は特にフッキングが決まりません。
中々思うような釣りができませんでしたが、ピーコックバスの中ではアベレージサイズが小型で40㎝前後のキクラ・モノクルスはフッキングもなんとか決まり、3回に1回はキャッチできました。
このキクラ・モノクルス。ピーコックバスの中では最も生息範囲が広く、アマゾン上流域にあたるペルーから、アマゾン河口付近の支流に至るまで広範囲に生息しています。
ですが私は中々縁が無く、確実なのはアマゾン支流の中腹にあるバルビーナ湖で小さいサイズを1匹釣ったことがあるだけでしたので、その喜びもひとしおでした。
モノクルスはキクラ・ケルベリーやキクラ・プレイオゾーナとそっくりですが、微妙な違いで別種とされています。きっとまだ認定されていないピーコックバスもたくさんいるのでしょうね。
ピーコックバスと言えば大きくて派手な印象が強いですが、大小様々なピーコックバスが南米の広範囲に分布しており、釣り方もさることながら、生物としても非常に奥が深い魚です。
そんなピーコックバスをはじめとした多種多様な魚となるべくたくさん遊べるよう開発したのがルーツC60Mです。もちろん日本でもブラックバスやシーバス、ナマズなどを中心に幅広い釣り方で遊べると思います。そしていつかチャンスが巡ってきた時に、このロッドと共にピーコックバスを釣りに行って貰えたら、生みの親としてこれほどうれしいことはありません!
海外なんて縁のないことと思っていても、ひょんなことでチャンスが巡ってくることもございますので、それまで日本でご自身の右腕として、酷使していただければ嬉しく思います!
よろしくお願いいたします!