2025.06.10
カテゴリー: Harmonix Stiria
こんにちは。天草の野村です。
いよいよ発売間近のstiraシリーズのzafiro83。
ツララの中には既存にもコローナ80やエルホリゾンテシリーズ、モンストロシリーズとビッグベイト、ジャイアントベイトに対応したモデルはありますが、何故今回zafiro83作成に至ったのか。メインテストさせて頂いた私の方から少しお話しできればと思います。
まず私が欲しかったのは、ウェーディングしていてもしっかり振り切れる張りの強さと、ルアーの重量に振り負けない硬いロッドでした。
特に私が普段通っているフィールドは基本フルオープンで、ウェーディングしながらフルキャストを繰り返すようなフィールドがほとんど。これまではコローナ80やモンストロワールドレコード80を使用していたんですが、キャストする際のロッドの曲がりや、キャストの際のグリップの安定感、ロッドのハリなど、特に6オンスから10オンス前後のルアーをフルキャストする際に少し物足りなさを感じていました。
キャストする際に曲がりすぎたり、振込みすぎるとグリップが安定しなかったりと、少し遠慮がちに投げていた部分もありました。(もちろん既存モデルが悪いと言うわけではなく、私のキャストには合っていなかったと言う話です)
その様な経緯もあり、zafiro83に求めた部分は、ウェーディングしていてもジャイアントベイトをフルキャストできる張りの強さと硬さを目指しました。
もちろんデメリットもあると思います。ハリがあり硬い竿になると魚が暴れすぎたり、パワーがありすぎるが故にフックを労われなかったり、魚と距離が近い場所でバイトがあると、バイトを弾き気味になったり…そう言う点ではコローナ80の完成度の高さを再認識することも出来ました。
しかし、より特化した性能を求めていくのであれば、犠牲にしないといけない部分が出てくるのは承知の上でした。テストを進めていく段階で、勿論その様な場面に合うこともしばしばありました。
それでもブレずに進めてこれたのは、ジャイアントベイトをキャストした時の圧倒的な飛距離であり、もっと投げたい、もっと飛ばしたい、そう思わせてくれるロッドだったからでもあり、そのように完成できたと感じています。
もちろん飛距離はロッドの性能だけではなく、タックルバランスが重要なのは重々承知しています。
リールのセッティングやラインセレクトに関しては質問頂ければお答えできますので是非。
長くなりましたが、皆様zafiro83をどうぞよろしくお願いいたします。
それでは。
タグ: HarmonixStiria / Zafiro83 / シーバス / ジャイアントベイト / 野村拓都