2025.06.06
カテゴリー: ツララ最新情報
皆さんこんにちは。field staffの真木です。
今回は現在開発中のグラスコンポジットクランキングロッドについてお話ししたいと思います。
前回クラッシュ9を用いたクランキングゲームのお話しを少しさせて頂きましたが、数年前に始めた頃には理想のロッドが有りませんでした。
皆さんはビッグベイトロッドは″硬くて長いロッド″と言うイメージを持たれてる方が多いのではないでしょうか?実際僕もビッグベイトロッドにはこの様なイメージを持っていました。
始めた当時色んなメーカーのロッドを見て触って試してみましたが、どれも自分の思い描く理想のロッドとは違いました。
そんな時にリリースされたのが、Monstruo ″W.Record″81HCでした。
クラッシュ9のクランキング専用ロッドと言うだけあって自分が求めていた理想のテーパーで、ワンシーズン使用して沢山のバスをクラッシュ9で釣る事が出来ました。
しかし、そこでふと感じたのがもっとクランキングロッドに寄せれば面白いのでは?と言う疑問でした。僕自身、今までクランクベイトやバイブレーションなどのハードルアーを使用する際にはグラスコンポジットロッドをずっと使用してきていたので、クラッシュ9をグラスロッドで使用できれば更に巻物特化になり得ないか、と思いTULALAロッドビルダーに相談した所、制作がスタートしました。
グラスロッドはカーボンロッドに比べて反発力が弱いので、メリットとしては
・魚を掛けたらバラシにくい
・バイトを弾きにくい
・ロッドが曲がってくれるのでキャストが楽になる
・グラスコンポジットジットにする事で、軽量化が図れる
・ウィードにコンタクトする際にルアーが刺さり過ぎない
・ロックエリアや、魚礁などのハードストラクチャーに対してスタック率が低くなる
などが挙げられます。そして最大の違いはルアーの泳ぐピッチが変わると言う点です。
カーボンロッドの場合は反発力が強い分ロッドがルアーを引っ張ってタイトピッチになるのですが、グラスロッドの場合は反発力が弱い分、ルアーの泳ぎがワイドになります。
また、泳ぎに″抜け″が出来る事で、魚に違和感を与えにくい自然でベストなピッチでルアーを泳がせる事が出来ます。
昨年は試作ロッドとカーボンロッドを比べて良い検証が出来てグラスロッドのメリットを感じる事が出来ました。
現在はガイドセッティングの違いを検証中で、もう少し投げ比べて完成出来ると思いますのでお楽しみに!