2025.10.29

こんにちは、北海道の樋口です。
とうとう北海道の長き夏も終わり秋に突入してきたな〜と思ったら、もうすでに寒い…。
そんな酷暑の夏であった今年。タイトルにある通り「僕の夏休み」と題しまして、ここに綴っていこうと思います。(とはいえ夏休みとは言いつつも、普通にサラリーマンをしているので休みの日に出掛けたというだけでありますが…笑)
ちなみに僕は夏が嫌いです。暑くて、ジメジメしてて、太陽の光が強くて……
エアコンから離れたくない。家から出たくない。今まではそんな日々を過ごしていました。
しかし、色々な人と触れ合う中で岩魚釣りをしている方と出会い、同行させていただくことが出来ました。

僕の大好きな渓相が目の前に。興奮が冷めません。
苦手なピンキャストをなんとか決めると35cm程の尺上岩魚をキャッチ。
ヌルッと岩陰から出てきて、やる気無さそうにルアーを掻っ攫って行きました。その後何本か釣って行きこの日は納竿。

クプアスではオーバースペックだと痛感したので、Clerus411ULを導入。
このロッドを手に入れてからは、毎日家の目の前で人目も気にせずキャス練の日々。
それなりに形になったタイミングでもう一度あの川へ。

現場では思い通りのキャストは中々決まらず苦戦してしまいましたが、しっかり決まった時にはちゃんと出てきてくれました。
10回以上コースとレンジを調整しながら撃つと、良型の岩魚をキャッチ。
かなりアグレッシブでヒヤヒヤものでしたが、Clerus411ULのしなやかさなブランクでバラすことなく無事にランディング出来ました。
もうこうなっては人間の欲というものは収まりません。どんな岩魚に会えるだろうか妄想が止まらぬ日々。
次なる川は自身初のソロでの釣行。
熊の気配に怯えながら熊鈴、熊脅し、熊笛を奏でに奏でます。

今回の川は家から数10分の上流域。人的プレッシャーが強いエリアでしたが、それでも岩魚たちは健気に、力強くルアーを追ってきます。なんとかキャッチに漕ぎ着けました。
シーズン終盤に差し掛かっても、よりきれいな個体を求めて山岳渓流へ赴く日々…。
流石にチェイスが少ない。それに加えて、北海道初となる線上降雨帯の影響で、一晩で100mmを越す雨により地形がガラッと変わってしまい、魚の着きどころも変わってしまいました。

場所取り合戦に負けてしまったのでしょうか?
背中には痛々しい傷跡が…。それでも自分のテリトリーを見つけられてよかったなと思う反面、お邪魔してしまったなという気持ちにもなりました。

最後は10月に入ろうとしているタイミング。
水は冷たくもう産卵期かなと思っていましたが、河川によってバラツキがあるのでしょうか?まだナイーブになっていなく、10回以上のチェイスの後フッキングに持ち込めました。
今年の8月から岩魚釣りを始めましたが、ロックフィッシュとは違って小さな世界での勝負。割と素直に反応してくる魚ですが、ルアーのトレースコースで魚がルアーを認識しなかったり、数センチのレンジでスイッチの入り方が変わったり。石、岩盤の配置や川の流れ、日照角度、ルアーのアクション。様々な要素が織り成し、一匹に繋がります。

Clerus411ULは渓流初心者でもピンポイントに打ち込みやすく、ルアーアクションもつけやすい(ヘビーシンキングは難しい)。なんせ魚をかけてからの曲がりが芸術的で、とても気持ちがいいものでした。
また、渓流の釣りは道具道楽な一面もあると思っています。
Clerus411ULはその道楽的な所有欲を満たしてくれ、実用性もある。
そんな竿になっているのかなと思いました。
好きな道具で好きな魚を一匹でも小さくてもいいから楽しみたい。源流域で大型の岩魚、山女魚等を狙いたい。
そのどっちも叶えてくれるのがClerus411UL。手に取ってみてはいかがでしょうか。

タグ: クレールス411UL / 樋口涼太