2025.03.19
カテゴリー: Routes(ルーツ)
こんにちは!前野慎太郎です。
3月も中旬を過ぎ、ようやく暖かい兆しが見えてきたかと思えば広島は大雪…春本番が待ち遠しいですね。今回はまだ寒さがピークだった2月中旬にタイへ行ってきたので、その様子をレポートします。
なぜタイへ行ったのかというと、とにかく寒さから逃れたい それはひとえにプロトロッドのテストをするためでした。現在Routesシリーズでは、より大きく強い魚に焦点を当てたロッドを開発中なのですが、何十キロという魚を陸からコンスタントに釣ってテストするのは日本では至難の業。しかしタイではメコンオオナマズという大きなナマズを専門にした釣り堀があり、そこならネイティブフィールドほど苦労せずに大型魚を釣ったりロッドテストを行えるということで、私だけでなく多くの釣り人に人気のスポットです。
というわけで、今回は開発中のRoutesC79XXXHとRoutesC72XHを携えて、ブンサムランフィッシングパークへ行ってきました。
【ブンサムランフィッシングパークとは?】
ブンサムランフィッシングパークはバンコクからタクシーで45分、3000円ほどで行くことができます。入場料は4000バーツ(1バーツ≒4.5円)で、2名までは同額を2人で割ることができます。エサ代やガイド代を入れても2人で行けば1万円ほどなのでお得です。3名以上になると1人あたり1000バーツ追加料金が必要)
実は10年前に1度来たっきりで今回が2度目なのですが、依然に来たときはメコンオオナマズが入れ食いだったものの、レアフィッシュであるパーカーホは未釣獲。今回は裏テーマでパーカーホを釣るという目標も立てての挑戦です。
10年前。思えばこの時もTULALAロッド アべントゥーラ59での釣果でしたがパーカーホの姿は拝めず…
【実釣開始!あれ?メコンオオナマズが…】
さぁ実釣開始です。釣り方はウキ釣りで、エサは米ヌカを丸めたヌカ団子です。RoutesC79XXXHでこぶし大のヌカ団子を30mほど遠投してウキの反応を待っていると、すぐさま反応がありました。
重量こそ重く、ズーンとした重みが釣り竿に乗りますが、引き自体ははそんなに強くはなく、メコンってこんなにひかない魚だったっけ?などと思いながら上げてくると…
あっあれ?パーカーホ…!?
裏目標だったパーカーホが1匹目から釣れてしまいました。これには大興奮。
なんせ10年前は全く釣れなかったのですから狂喜乱舞です。やはり初めての魚はどんな魚でも特段に嬉しさがこみ上げてきますね。
もちろんより大きなサイズを釣るのも大好きですが、私がまだ見ぬ魚を求めて海外の初場所ばかり放浪しているのは、結局この感覚を何度も味わいたいからなのでしょう。
その後も釣れども釣れどもパーカーホばかり。基本的にパーカーホは上、メコンオオナマズは下のタナだそうですが、なぜかこの日はメコンオオナマズの調子が悪く、代わりにひたすらパーカーホが釣れてきます。(とはいえ全て20∼30キロオーバーなのでテストには十分でした。)
これならRoutesC72XHでもガチンコ勝負ができると思い、ロッドを変更。
今か今かと待ち構えていると…
釣りあるあるですね。こういう時に限ってメコンオオナマズが食ってきました。
やはりパーカーホよりも強いので驚きましたが、このくらいであればRoutesC72XHでもまだ余裕です。
【メコンオオナマズとガチンコ勝負!】
ロッドをRoutesC79XXXHに戻してじっくりと待っていると、待望のアタリが訪れました。
先ほどよりも強烈な引きにメコンオオナマズを確信します。ですがこちらもRoutesシリーズ1の強竿なので、ひるまず応戦します。
しばらくして上がってきたのはぷっくりと太ったメコンオオナマズ!
なぜかメコンオオナマズが激渋なブンサムランでしたが、ほっと一安心。
今回はパーカーホメインのテストとなりましたが、改善点もしっかり確認できました。
これらの実績を元に現場で酷使できるロッドにしますので、完成まで気長にお待ちください!
最後は美味しいタイ料理で乾杯!
手軽で楽しいタイフィッシング、皆さんも機会があればやってみてくださいね!
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